リコー 360°カメラ搭載マイクスピーカー発売 リモート会議に臨場感
リコーは、WEB会議での臨場感をより高めるためのデバイスとして、360°カメラ搭載一体型マイクスピーカー「RICOH Meeting 360 V1」(オープン価格)を、6月30日に発売すると、6月23日に発表した。
新製品「RICOH Meeting 360 V1」は、360°カメラで会議室全体・参加者全員の様子を映し出すとともに、発言者を自動認識し瞬時にクローズアップすることで、誰が発言しているのかがわかりやすく、会議をスムースに進行できる。約6mの距離まで集音可能な全方位マイクと、高品質なスピーカーユニットが搭載されているため、本体から近い音声も遠い音声もクリアに伝えることができ、リモートで会議参加している人も、会議室にいるような臨場感を得ることができる。
新製品をUSBケーブルでパソコンにつなげるだけで、会議室まるごとの様子をリモート会議参加者と共有でき、手軽に質の高いコミュニケーションを実現する。
近年、働き方改革や新型コロナウイルスによる外出制限をきっかけに、リモート会議が急速に普及し、オフィス対自宅や、オフィス対オフィスのリモート会議など会議の在り方が多様化していくと予測される。
オフィス内の会議室に集まってリモート会議を行う場合、複数人が同時に会話を行うため、会議を開催するパソコンに加えて、USB外部カメラやマイクスピーカーといった各機器が必要となり、複数のケーブルをつなげたり、設置する位置や電源の確保など準備に手間がかかる。1台で360°カメラとマイクスピーカーを搭載する「RICOH Meeting 360 V1」は、そうした課題を解決し、遠隔地でも一体感のある会議を実現するデバイスである。
【「RICOH Meeting 360 V1」の主な特長】
■臨場感のあるコミュニケーション
半天球の360°カメラで捉えた映像を自動分割・自動露出補正し、参加者の声を認識して話者に自動でクローズアップする。会議中のさまざまな状況で参加者全員の表情を逃さない。専用アプリから映像の方向やズームを設定できるので、ホワイトボードや特定の人物を常時拡大して表示することができる。
高音質オートゲインコントロール搭載の全方位マイクにより、デバイスから遠い人の声も、近い人の声も、座った位置にかかわらずクリアに集音する。高音質なスピーカーユニットも搭載した。
RICOH Interactive Whiteboard(電子黒板)に接続すれば、板書の共有が可能となり、さらに臨場感あふれるリモート会議が実現できる。
■シンプルな接続と簡単な操作を実現
新製品をWEBカメラマイクスピーカーとして、USBケーブルをパソコンにつなげるだけで手軽に利用することが可能である。ミュートや音量調整など他の操作も直感的に行える。
■さまざまなWEB会議サービスでの利用可能
Microsoft TeamsやZoom、Cisco Webexなどをはじめ、さまざまなWEB会議サービスで利用可能である。
■無償ソフトウェア「RICOH Meeting 360 Apps for Windows」でより便利に
自拠点映像のレイアウトを変更したり、本機の各種設定を変更することができる。
【今後の展開】
「RICOH Meeting 360 V1」で撮った映像や音声データを活用した、議事録作成支援(議事録の保管や、発言の自動テキスト化)をクラウドサービスとして提供予定である。同製品でキャプチャーした会議データを、リコーが提供予定のアドオンサービスにて管理・分析することで、企業の情報資産として蓄積し、会議情報の活用を促進する。