キヤノンMJ サイバー攻撃に対する大企業向けワンストップサービスを提供開始
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、法人向けエンドポイントセキュリティ「ESET PROTECTソリューション」の最上位ラインアップとして、大企業向けの「ESET PROTECT MDR」を8月下旬より提供すると、5月11日に発表した。
サイバー攻撃からの多層防御に加え、新たに展開するクラウド型XDR(Extended Detection and Response)を中核に、企業のシステム内に侵入したサイバー脅威の検知や封じ込めなどの迅速な事後対応を実現する。加えて、運用・支援サービスまでをワンストップで提供することで、サイバー攻撃に対する高い防衛力と運用負荷低減を両立する。
近年、働き方の変化とともにサイバー攻撃の手法は巧妙化を続けており、その被害は拡大している。高度な攻撃に対抗するには、エンドポイントにおけるセキュリティ製品の導入だけではなく、万が一の侵入に備えて迅速かつ的確な対応を行う体制構築と、常に最新のアップデートを行うなど日々の運用管理がより一層重要になっている。一方で、これらを実現するために複数ベンダーの製品を導入すると、運用負荷が増すというデメリットがあった。
XDRソリューション「ESET PROTECT MDR」は、サイバー攻撃への防御(予防)から、万が一企業のシステム内に侵入を許した際、脅威の検知と封じ込めなどの事後対応までを行う。加えて、サービスの導入から日々の運用、さらに有事の際の対応サポートまで一括して提供する。「ESET PROTECT MDR」は、予防・検知・対応を行う「ESET PROTECT Enterprise」と、専任のセキュリティエンジニアにより運用・支援を行う「セキュリティサービス」で構成されている。ワンベンダーによる一気通貫した支援により、お客さまごとの環境にあったセキュリティ対策の強化と万が一の被害時の影響最小化を実現するとともに、複雑化するセキュリティ製品の運用負荷の低減を両立する。
■脅威の予防・検知・対応を行う「ESET PROTECT Enterprise」
予防対策として、クラウドサンドボックスやエンドポイント保護など、ESETの多層防御機構を用いてマルウェアなどの脅威から迅速かつ精度高く端末を守る。事後対応として、XDRを用いて組織内のログデータを収集し、脅威の検知・可視化をすることで、セキュリティ管理者が状況を確認し、速やかに対処できるよう支援する。なお、お客さまのニーズに合わせて「ESET PROTECT Enterprise」のみの提供も開始する。
■運用・支援を行う「セキュリティサービス」
「セキュリティサービス」は、ESET社およびキヤノンMJグループの専任担当により、XDR導入時のチューニングや日々の脅威モニタリングなどを行う「MDRサービス」と、専任のサポートスペシャリストにより、お客さまの環境に合わせた設定や更新、トラブル対応やアドバイスを行う「プレミアムサポートサービス」を、24時間365日体制で提供する。