キヤノンMJ IoTプラットフォームと生成AIを融合したサービスに強みを持つMODEと資本業務提携を締結
キヤノンマーケティングジャパン 2025年2月12日発表
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、IoTプラットフォームと生成AIを融合したサービスに強みを持つMODE,Inc.(本社=米国カリフォルニア州サンマテオ、以下 MODE)と資本業務提携契約を締結した。本提携により、MODEのプラットフォームに、キヤノンMJの映像ソリューションを組み合わせ、生成AIとの対話を通じて現場状況の視覚的な解析を実現することで、生産年齢人口「8掛け社会」の到来に向けた業務の生産性向上を目指す現場DXを推進する。
MODEは、IoTプラットフォームと生成AIを融合させることで現場のDXを進め、現場業務の効率化と革新を支援するスタートアップ企業である。多種多様なセンサーからのデータ収集、分析、可視化までを一元化するIoTプラットフォーム「BizStack」は、短期間・低コストでの導入と運用の柔軟性を実現する。そして、マルチモーダルLLM(大規模言語モデル)の技術を活用した「BizStack Assistant」との連携により、生成AIとの対話を通じてリアルタイムに現場の状況を確認、分析することが可能になる。さまざまなIoTデータを現場監督者や作業員が生成AIにより簡単に活用できるようになることで、迅速な意思決定を可能にし、業務の生産性向上を支援する。
■資本業務提携の目的
キヤノンMJは、顧客基盤とマーケティング力を活用した「BizStack」の提供をはじめ、ネットワークカメラや映像解析ソフトウェアに「BizStack」を掛け合わせた新たな業種、業務向けのサービスを創出し、「Edgeソリューション」のさらなる事業拡大を図る。
MODEは「映像×AI」の強化に取り組んでおり、この度の出資を受け、キヤノンMJの映像ソリューションと連携することで、センシングデータに加え映像データの活用を目指す。例えば、映像を活用した作業員の安全管理といったセンサーだけでは対応できない目視が必要な業務も「BizStack」内で実現させるなど、さらなる機能の拡充を推進する。加えて、キヤノンMJのデジタルドキュメントソフトウェアを組み合わせることで、マニュアルや仕様書などの現場業務に即したドキュメントの必要な情報へスムーズにアクセスできる環境を実現する。
■主な協業内容
(1)キヤノンMJの顧客基盤ならびにマーケティング力を活用したIoTプラットフォーム「BizStack」の共同提案
(2)MODEとキヤノンMJの映像ソリューションとの連携開発ならびに特定業種向けの「BizStack」新機能の共同開発