OKIとFPT グローバル戦略パートナーシップ強化に向け資本業務提携 中国でソフトウェア開発事業を共同展開

沖電気工業/FPTジャパンホールディングス 2024年12月26日発表


 沖電気工業(OKI)とFPTジャパンホールディングス(FPTジャパン)はこのほど、中国におけるソフトウェア開発事業の共同展開に合意した。FPTグループが持つグローバルな顧客基盤や先進のICT技術と、OKIが持つ社会インフラを支える高度な技術と豊富な実績、中国でのオフショア開発を組み合わせることで、日本・中国市場のみならず、ベトナムを始めとしたASEAN諸国、グローバルへとビジネス拡大を加速させていく。

 FPTジャパンは、OKIが展開する中国におけるソフトウェア開発会社「日沖信息(大連)有限公司」と「沖電気軟件技術(江蘇)有限公司」の一部の株式を引き受け資本参画する。これにより、FPTジャパンとOKI共同で先進技術を用いたソフトウェア開発事業を展開していく。共同での事業展開に伴い、社名を「FPT OKI 大連 有限公司」、「FPT OKI 常州 有限公司」へ変更する。

【資本業務提携の概要】
 本資本業務提携を通じて、OKIとFPTジャパンはグローバル競争環境において、持続可能な成長を実現し、社会の発展に貢献していく。
●持続可能なデリバリーモデルの実現
 現行事業における開発体制に加え、FPTソフトウェア(ベトナム)を組み合わせたモデルを構築し、開発・保守効率、リスク低減の視点で全体最適化、事業の継続性向上を図る
●グローバルな顧客基盤の拡大
 FPTの広範なグローバルネットワークを活用し、OKIの製品・サービスの海外展開を加速
●先進技術者の人材交流の拡大・グローバル人材の育成
 FPTが強化する領域(製造・オートモーティブ、製品エンジニアリング、AI、ERP、その他DX関連技術)において、多様な先進技術を有するOKIの人材との交流を促進。また共同で進める事業の将来を担う経営人材の育成を推進
●新たなビジネスモデルの創出
 両社の強みを組み合わせ、新たなビジネスモデルを創出し、収益性の向上を目指す