リコー 事業共創プログラム「TRIBUS」で採択されたTONOMEが出向起業として新会社へ移行

リコー 2024年7月1日発表


 リコーは、社内起業家とスタートアップを支援するリコーの事業共創プログラム「TRIBUS(トライバス)」で採択されたプロジェクトTONOME(トノミー)について、7月1日から出向起業として新会社へ移行すると、同日発表した。

 人口減少に伴う労働者数の減少に加えて、出社・リモートワークの組み合わせ方など働き方が多様化する中、特に管理職の業務はより一層複雑になってきている。TONOMEは、複雑化する組織運営を効率化し、創造的な活動への時間の創出を支援するワークアシストツールを提供している。今回の出向起業で新会社に移行することで、事業構想から具体的なサービス提供までのサイクルをスピードアップさせていく。また、リコーにおける社内起業家の挑戦を後押しすることを目指す。

 リコーは、「“はたらく”に歓びを」を企業理念の使命と目指す姿に掲げている。TONOMEは、マネジメント業務の新たな働き方をサポートする事業であり、リコーの企業理念と親和性が高い事業と位置づけてきた。一方、スタートアップならではの事業の不確実性が高いこと、かつ、リコーのポートフォリオにおける短期的・直接的なシナジーがまだ十分に活かせない領域であることから、より柔軟な事業展開に向けて今回の新会社設立に至った。
 TONOMEは、複雑化するマネジメント業務の効率化のみでなく、メンバー一人ひとりが主体的に活動することを支援し、チームのパフォーマンスの向上を目指す。