富士フイルムBI デジタルカラー複合機「Apeos」シリーズ 欧州地域での販売を本格開始

富士フイルムビジネスイノベーション 2024年4月16日発表


 富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、デジタルカラー複合機「Apeos」シリーズの販売を、欧州地域で4月下旬より本格的に開始する。まず、イタリアから現地販売代理店を活用して販売をスタートし、同シリーズの販売エリアを欧州地域で順次拡大していく計画である。

 同社は、2021年4月より富士フイルムブランドでの商品販売を開始し、これまでアジアパシフィックに限られていた海外での販売エリアを広げてきた。現在、デジタルカラー複合機では、アジアパシフィックの他、主に中東・南米・アフリカで販売を拡大。また、商業印刷向けのプロダクションプリンターでは、富士フイルムの販売チャネルを活用して既に欧州地域に進出している。

 今回、欧州地域で本格的に販売を開始するデジタルカラー複合機は、A3およびA4サイズ対応の「Apeos」シリーズ計3機種である。「Apeos」シリーズは、低温定着性を有するSuper EA-Ecoトナーの採用で、トナー定着時の消費電力を低減するなど、欧州で重要視されている環境負荷低減へ貢献する。また、強固なセキュリティー機能を実装し、顧客の業務品質を向上する。同シリーズのブランドロゴには、「お客様のゴール・課題解決への架け橋となる」という意味が込められている。
 今回、富士フイルムBIは、イタリアより販売をスタートし、イギリスやフランス、スペインへと欧州地域での販売エリアを拡大していく。なお、イタリアは既に現地販売代理店と契約し、イギリス、フランス、スペインについても現地代理店を活用する予定である。