キヤノンITSグループ SuperStream事業の強化に向け組織再編

キヤノンITソリューションズ/スーパーストリーム 2023年8月25日発表


 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)とグループ会社のスーパーストリーム(SSI)は、キヤノンITSを存続会社、SSIを消滅会社とした吸収合併を、10月1日に実施することを決定したと、8月25日に発表した。この組織再編は、会計システム・人事給与システム「SuperStream(スーパーストリーム)」の製品力強化を図る成長戦略の一環として行う。

 「SuperStream」は、多くの導入実績のもと長年培ってきたノウハウと最新のテクノロジーによって、企業のバックオフィスの中核業務(財務会計・人事/給与)の最適化を実現するソリューションである。これまで1万社以上の顧客に活用され、パートナー企業と連携し機能を磨き続けてきた。
 一方で、AIや自動化など、「SuperStream」を取り巻く市場・技術の環境変化は激しく、期待される機能や技術領域が高度かつ広範囲に及んでいる。これらのニーズに応え、「SuperStream」の利用によって顧客企業のBX(Back Office DX)を実現するためには、これまで以上に「SuperStream」の製品力の強化が必要となっている。

 こうした背景のもと、本組織再編では競争力のあるより良い製品とサービスを提供するため、キヤノンITSグループが保有する関連技術や人材を集結し総力を挙げて製品開発体制を増強するとともに、「SuperStream」の成長戦略を加速し顧客への価値をさらに高める取り組みを進める。
 また、キヤノンITSが保有するAIや自然言語処理技術をはじめ、クラウドやデータマネジメントなど広範囲な技術を製品開発に生かす。

 なお、事業運営体制においては、本組織再編後もパートナー各社を中心とした体制に変更はない。販売、導入、周辺システム開発や顧客サポートにおいて、さらにパートナー各社と連携を強化する。