リコー PFUの株式取得価額が変更 円安が影響

 リコーは、2022年4月28日に「株式会社PFUの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」において公表した、PFUの株式取得価額に変更が生じたと、1月20日に発表した。

 変更の理由について、リコーは、株式譲渡契約における価額調整手続に基づくとし、株式譲渡契約の締結時点と比較して対象資産残高が増加したことに加えて円安が進行し、PFU在外子会社の流動資産を中心に諸資産及び諸負債の円貨換算金額が増加したことが主な理由となる。なお、本件株式取得価額算定の前提に変更はない。

 変更内容は、富士通の保有するPFUの普通株式が、変更前の840億円から、変更後は905億8400万円となる。
 今後の見通しについて、リコーは、本件の株式取得価額の変更による同社の2023年3月期通期連結業績に与える影響は軽微であるとしている。