大塚商会 AIビジネス推進の一環としてdotDataと資本業務提携
大塚商会は、2022年4月にdotData, Inc.(アメリカ カリフォルニア州、以下、dotData社)に出資し、AI技術分野でより強固な資本業務提携をおこなったと、4月27日に発表した。この資本業務提携により、大塚商会では、企業向けAIソリューションの開発、提供を強化する。
【出資概要】
《出資形式》第三者割当増資(シリーズB優先株式)
《出資金額》21.62百万ドル(2,672百万円)
4月12日に、大塚商会とdotData社は中堅・中小企業のAI民主化加速に向けた戦略的アライアンスを発表し、組織の大小問わず幅広い業務分野で、より多くの人がAIにより業務を高度化・効率化ができるAI自動化のビジネス実装を共同で開始した。
今回の資本業務提携は、このアライアンスを更に強固にするものである。大塚商会とdotData社は、両社の強みを最大限に活用・連携し、「AIを意識せず、高度な技術知識やスキルを有せずとも、AIが導き出してくれるインサイトを業務にシームレスに利用できるサービスを提供してほしい」というニーズに応えるために、dotDataのAI自動化の機能を大塚商会の提供する各種ITサービスやソリューションに組み込み、クライアント企業のユーザーが本来の業務に注力しながら、ITソリューションの利用の中で自然にAIの価値を享受できる仕組みの実現に向けた取り組みを加速する。
これまで、大塚商会では、自社内のさまざまな課題解決において、dotDataを使用したAI活用を積極的におこなってきた。社内活用では、蓄積したビックデータをAIで分析し営業力強化を図っている。また、さまざまなお客様に基幹系と情報系のシステムを提供しており、業界・業種ごとに必要な機能を部品化した仕組みに強みを持っており、お客様固有のカスタマイズ対応を効率化している。AIソリューションでも、この部品化の考え方を取り入れ、ハイブリッド構成を採用することで、リーズナブルでかつスピーディな対応が可能になる。
AIによるビジネスの変革は、次の段階に入りつつあり、AIを使いこなす「人」が中心となる世界の実現が迫っている。今回の資本業務提携により、大塚商会が提供する基幹系・情報系システムに、dotData技術を組み込む開発を具体的におこなうことで、次の段階のAI変革を進めていく。