「エプソンのスマートチャージ」初の再整備モデル、およびインク容器循環プログラムを提供開始

エプソン販売 2024年10月9日発表


LX-10000R

 エプソン販売は、「エプソンのスマートチャージ」に対応する初めてのリファービッシュ品(認定整備済み製品)「LX-10000R」を10月9日より発売した。併せて、インク容器循環プログラム対応のインクカートリッジを10月9日より提供開始した。

 2017年6月に発売した「エプソンのスマートチャージ」「LX-10000/LX-10000F」(以下 〈LX〉シリーズ)は、高速印刷(100枚/分)と低消費電力を高い次元で両立した商品で、オフィスや文教・医療市場などさまざまな業界の多くの顧客から好評を得ている。
 一般的にレーザープリンターは印刷速度が速くなればなるほど熱を必要とするため、最大消費電力も大きくなる傾向にあるが、熱を使わずにインクを吐出するエプソン独自のインクジェット方式によるHeat-Free Technologyを採用した〈LX〉シリーズは、高速印刷時にも消費電力を低く抑えることができるため、顧客のさまざまな利用環境において、低消費電力化を進めながらも効率的な業務が可能である。
 リファービッシュモデルは、エプソン独自のインクジェット方式によるHeat-Free Technologyが実現する〈LX〉シリーズの低消費電力化・脱炭素化の特長を活かしている。さらに〈LX〉シリーズ商品本体のリファービッシュとインク容器循環プログラムの開始により、「資源循環」に貢献する。
 これらにより、顧客のさまざまな利用環境における脱炭素化および資源循環のさらなる貢献につなげる。

■「エプソンのスマートチャージ」対応 リファービッシュモデル「LX-10000R」
 顧客先から回収した複合機を自社工場で再生させたリファービッシュ品(認定整備済み製品)の販売を開始した。エプソン商品では、コンシューマー/ビジネス向けプリンターおよびプロジェクター、ウオッチ、パソコン、大判プリンターですでにリファービッシュ品の販売を行っているが、「エプソンのスマートチャージ」では初めての取り組みである。
 複合機を顧客に届けるまでの工程(原材料調達ー生産ー流通)の環境負荷を最小限にすることで、新品と比較してCO2排出量を削減する。また、利用可能な部品を継続利用し、本体を再生することで、新たな地下資源の使用量を削減する。回収機は再生工場で内部までメンテナンスし、新品と同等の印字品質を保証する。さらに、外装梱包を廃止し、最小限の梱包形態で顧客へ届ける。
 エプソンが顧客先から機体を回収し、リファービッシュを行う。6ヶ月のメーカー保証付きで、新品と同等の品質を保証するため、安心して利用できる。別途保守サービス加入で、延長も可能である。

■インク容器循環プログラムを「エプソンのスマートチャージ」でも開始
 インク容器循環プログラムは、顧客がインク交換後に取り外したインクカートリッジをエプソンが回収し、リユース(再使用)部品の選別と、それらの部品を使った製造を行い、生まれ変わった商品を再度顧客へ届ける。本プログラムにより、プラスチック資源など新たな地下資源の使用量を削減する。
 「エプソンのスマートチャージ」初のリファービッシュ品(認定整備済み製品)「LX-10000R」をはじめ、「LX-6050MF/LX-6050M」や「LX-7550MF/LX-7550M」を使用している顧客に、本プログラムを通じた提供を開始する。「エプソンのスマートチャージ」オール・イン・ワンプラン、カウンター・チャージプランを契約の顧客に届けていく。