キヤノン プリンティング製品の生産拠点5カ所で使用電力100%再エネ化を実現
キヤノン 2024年3月5日発表
キヤノンは、プリンティング事業の主力製品であるオフィス複合機、家庭用インクジェットプリンター、大判インクジェットプリンターの生産拠点である、キヤノン蘇州、キヤノンベトナム(タンロン工場、ティエンソン工場)、キヤノンハイテクタイランド(アユタヤ工場)、キヤノンプラチンブリタイランドの4拠点5カ所において、2023年の使用電力すべてを再生可能エネルギーに移行したと、3月5日に発表した。
キヤノンでは、プリンティング製品の生産拠点における使用電力を100%再生可能エネルギー化することを進めている。これまで一部の生産拠点においては敷地内に太陽光パネルを設置し、発電した再生可能エネルギーを活用して製品の生産活動を行ってきた。キヤノンベトナム・タンロン工場では、2022年7月に導入した太陽光パネル(設置面積約3万9,000㎡、発電容量約4.48MW)での発電により、工場全体の約18%の電力を確保している。
この取り組みに加え、再生可能エネルギーの環境価値を証書化した「再エネ電力証書」を今回新たに取得することにより、キヤノン蘇州、キヤノンベトナム(タンロン工場、ティエンソン工場)、キヤノンハイテクタイランド(アユタヤ工場)、キヤノンプラチンブリタイランドの4拠点5カ所における2023年の使用電力を、100%再生可能エネルギー由来にすることを実現した。これにより、本4拠点5カ所を含むプリンティング製品の最終組立拠点における2023年の再生可能エネルギーの使用割合は、2022年と比較して約5.8ポイント増加し、約39.5%となった。2024年も、新たに太陽光パネルを設置するなどグリーンエネルギーの自己調達を推進し、再生可能エネルギーの使用割合を拡大する予定である。