リコー 省エネ大賞の省エネ事例部門 経済産業大臣賞と、製品・ビジネスモデル部門 省エネルギーセンター会長賞を受賞

リコー 2023年12月18日発表


 リコーは、一般財団法人 省エネルギーセンターの「省エネ大賞」において、省エネ事例部門で経済産業大臣賞(産業分野)を、また製品・ビジネスモデル部門で省エネルギーセンター会長賞を受賞したと、12月18日に発表した。

 経済産業大臣賞(産業分野)を受賞した沼津事業所は、省エネルギー推進活動を評価されての受賞となった。リコーグループでは、2050年にバリューチェーン全体のGHG実質排出ゼロを目標としているが、画像機器のトナーやサプライ製品を開発生産している沼津事業所では、2036年までにCO2排出量実質ゼロという独自の高い目標を設けて活動をしている。「エネルギーの3R」の視点で、これまで130以上の活動に取り組んだ結果、2015年から2022年度までに5,211kLもの原油換算エネルギー削減を達成した。主な活動として、排ガス処理装置導入による使用エネルギー削減や、新たな排水濃縮装置導入によるエネルギー再利用、ヒートポンプ導入による廃棄エネルギーの回収に取り組み、この3つの取り組みだけで年間1,011kLもの原油換算エネルギーを削減した。

 省エネルギーセンター会長賞を受賞した「RICOH IM C6010/C5510/C4510/C3510/C3010/C2510/C2010」は、省エネ・省資源を追求したフルカラー複合機である。ライフサイクル全体での環境負荷(カーボンフットプリント)を前身機より約27%削減することなどを評価され、受賞となった。本体樹脂総重量の約50%に再生プラスチックを使用し、プラスチック包装材をリサイクル可能な紙製包装材に置き換えることで、製造時の消費エネルギー削減をした。さらに、新たな低融点トナーの採用などによる消費電力削減を実現している。