リコー山下会長がJCLP共同代表として、気候変動問題への科学的分析の活性化を環境省に提言

リコー 2023年6月22日発表


左から、(株)メンバーズ 西澤直樹 常務執行役員、リコー 山下良則 代表取締役会長、
環境省 和田篤也 事務次官、スリーエムジャパン 宮崎裕子 代表取締役社長

 リコーの山下良則会長は、JCLP(日本気候リーダーズ・パートナーシップ)共同代表として6月16日に、「異常気象と気候変動の関連を明らかにする科学的分析(イベント・アトリビューション)の活性化」を環境省に提言した。

 イベント・アトリビューションとは、スーパーコンピュータで異常気象を再現し、原因が温暖化かどうかを解明する手法で、近年では直近の異常気象と気候変動の相関を短期間に高精度で分析可能になったことでも注目されている。欧米では研究規模が大きく、複数の異常気象に対し、迅速かつ網羅的に分析されている。
 日本国内でも本分析を活用することにより、異常気象と気候変動の関連を明らかにし、国民一人ひとりが気候変動への取り組みを自分ごととして認識・理解をできるよう、日本における研究体制(予算・体制・省庁連携)の拡充および速報性・網羅性・発信力の強化を求めた。

 リコーグループは、JCLPをはじめとしたサステナビリティに関する国内外のイニシアチブへの参画やアドボカシー活動を通じて、持続可能な社会の実現に向け積極的に協働活動に取り組んでいく。