キヤノン 地球3周分以上のトナーカートリッジリサイクルを実現 クローズドループリサイクル30周年
キヤノンは、使用済みのレーザープリンターのトナーカートリッジからプラスチック材料を分別して繰り返し新たなカートリッジに再生する「クローズドループリサイクル」を1992年に開始し、2022年に30周年を迎えた。同社は、これを記念して、「トナーカートリッジ自動リサイクルシステム」の開発者インタビュー記事を12月19日に公開した。
【キヤノンテクノロジーサイト「開発者が語る 〜 とことんリサイクル!その使命感をかたちに 〜」】
https://global.canon/ja/technology/interview/cars-t/index.html?utm_source=media&utm_medium=referral&utm_campaign=202212techpr
トナーカートリッジのリサイクルの完全自動化。その実現の裏側には、多くのトナーカートリッジを生産する企業としての環境保護に関する課題意識と「使う人も、つくる人も、みんながハッピーなリサイクルシステムをめざそう!」という技術者の熱い想いがあった。一連のリサイクル工程には、さまざまな技術やアイデアが詰まっている。
■キヤノンのトナーカートリッジリサイクルについて
キヤノンは、限りある資源を繰り返し使い続ける「製品 to 製品」の資源循環を追求している。その取り組みの一つとして、業界に先駆けて、1990年に使用済みトナーカートリッジの回収とリサイクルを開始した。これまでにリサイクルしたトナーカートリッジを一列に並べると、地球3周分以上に相当する(2021年末時点)。1992年に開始した「クローズドループリサイクル」の取り組みは、現在、キヤノンエコテクノパーク(茨城県坂東市)をはじめとした国内外のリサイクル拠点で実施している。