富士フイルムBI ドキュメントハンドリング・ソフトウェア 「DocuWorks 10」提供開始
富士フイルムビジネスイノベーション 2025年4月7日発表
富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、ドキュメントハンドリング・ソフトウェア「DocuWorks」の新バージョン「DocuWorks 10」の提供を4月14日より開始する。
「DocuWorks」は、文書を閲覧するためのPC上で再現した電子の机(DocuWorks Desk)と、その机上に並べたDocuWorks文書を紙のように編集・加工するツール(DocuWorks Viewer)で構成された、ドキュメントハンドリング・ソフトウェアである。国内外で980万ライセンスを超える累計販売実績があり、日々の仕事に欠かせないソフトウェアとして、幅広い業種・業務で、多くの顧客に利用されている。
新バージョン「DocuWorks 10」は、実際に利用している顧客からの「PDF文書もDocuWorks文書のようにDocuWorks Desk上で操作したい」などの具体的な要望に基づき、機能強化を図った。これまでも高い評価を得ている文書の閲覧・加工などの機能を充実させ、従来オプションだった文書共有などの機能を統合させたオールインワンモデルとして提供する。
■オールインワン化
DocuWorksの文書を閲覧/加工する基本機能に加え、初期導入時に同時購入いただくケースが多いオプションであった「DocuWorksトレイ2」(文書共有機能)や、「DocuWorks文書情報エントリー2」(文書属性の付与、振り分け、属性検索機能)を標準機能として提供。また他社のクラウドストレージサービスと連携するためのオプション「DocuWorks Cloud Connect」もあらかじめ搭載されている。そのため、オプションのインストール、アップデートなどの管理の手間が軽減できる。
■デジタル文書の閲覧性・操作性の向上
デジタル文書をDocuWorks Desk上で閲覧する際の機能として、従来のサムネール表示、リスト表示に加え、新たに「グリッド表示」を追加することでDocuWorks Desk上のスペースを最大限に活用し、効率的に文書ファイルを配置できるようになった。また、DocuWorks文書同士やPDF文書同士を比較し、更新した際の差分を自動抽出する機能も加えている。さらに、PDF文書の取り扱い機能を強化し、Wordなどのオフィス文書やスキャン文書をPDF文書に変換してDocuWorks Desk上に取り込むことなどが可能になった。これらの機能拡充により、文書の閲覧性や操作性が向上することで、作業ミスの低減や作業効率がアップする。
■「お仕事バー」による業務の効率化
「お仕事バー」は、DocuWorks Desk上の画面下のタブ上に、「FAX送信状をDW(DocuWorks)に変換」や「送信済みスタンプ捺印」など、業務の流れにあわせて利用する作業アイコンを配置できる機能である。「Docuworks 10」では、「開始」と「終了」ボタンを追加し、「開始」ボタンを押すことで、「お仕事バー」に配置した複数の作業アイコンを連続実行することが可能になった。これにより、日常業務をさらに効率的に進めることができる。