キヤノンITS エンタープライズブラウザーを国内で初提供 クラウドや社内システムへのアクセス制御や監視

キヤノンITソリューションズ 2025年2月18日発表


 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、ITインフラサービス「SOLTAGE」の新たなセキュリティラインアップとして、米国Mammoth Cyber社のエンタープライズブラウザー「Mammoth Cyber Enterprise Browser」を2月18日より提供開始した。

 「Mammoth Cyber Enterprise Browser」は、ブラウザー自体に堅牢なセキュリティ機能を持たせ、ブラウザー単体で情報漏えい防止などのセキュリティ対策を実現するエンタープライズブラウザーである。社内システムやSaaSへのアクセスを「Mammoth Cyber Enterprise Browser」を介して行うことで、アクセス制御や監視を実現する。

●ブラウザー利用時のセキュリティ向上
 利用者の操作を可視化することで、フィッシングサイトなどの悪意あるサイトへのアクセスを検知/遮断し、トークンやクレデンシャルなどの重要な情報の盗難を防ぐ。また、「Mammoth Cyber Enterprise Browser」の画面をレコーディングし、ログと併せて出力することでセキュリティインシデント発生時の原因調査を容易にする。

●VPN接続不要で容易にリモートワークを実現
 VPN接続がなくても、「Mammoth Cyber Enterprise Browser」を介すことでクラウドサービスへの安全なアクセスが可能になる。また、エクスプローラーなどのネイティブアプリであればブラウザーを介さずに直接社内システムへの接続が可能である。そのためネットワークの設計/見直しが不要で、低予算かつ容易にリモートワーク環境が作れる。

●アクセスコントロールで不正持ち出しを抑止
 Webアプリケーションや社内環境の特定のサーバーなど、アクセス先ごとにポリシーを作成することでファイルのアップロード/ダウンロードやテキストのコピー&ペーストなどの操作を制御する。これにより、不正なデータ流出を防ぐ。