OKI GXソリューション強化の取組みを加速 鴻巣市で再生可能エネルギー循環型システムの実証開始

OKIクロステック/OKI 2025年2月18日発表


 OKIグループで、ICTシステムや電気設備の設計・構築・保守やマルチベンダー機器の保守・運用等の事業を展開するOKIクロステック(OXT)は、GXソリューションの強化に向け、埼玉県鴻巣市の事業所を環境配慮型拠点と位置づけ、2月に超軽量フレキシブルタイプの太陽光発電および社有車のEV化に合わせてEV充電インフラ設備を導入し、蓄電池も含めた再生可能エネルギーの循環型システムの実証を開始した。

 OXTは、2020年に成長事業の柱としてGXソリューション市場に本格参入し、サブスクリプションモデルによる太陽光発電サービスの提供やEV充電設備インフラの保守点検サービス開始など、全国規模の保守網を活かしたGXソリューションを提供してきた。

 このたび、埼玉県鴻巣市の事業所に導入した太陽光発電は、重量や反射光の影響で従来型の太陽光パネルでは設置が難しかった建物の屋上・壁面への貼りつけが可能となる超軽量フレキシブルモジュールを採用している。また、太陽光パネルの余剰電力分を蓄電池への蓄積やEVへの充電へ連携させるためのエネルギーマネジメントシステム(EMS)を自社で構築し実証を開始した。これにより、本施設での消費電力の約4割を再生可能エネルギーに切り替えることができ、CO2排出量削減に貢献する。

 今後、実環境下での実証を重ね、マルチベンダー環境でのシステム構築力を高めるとともに、施工技術や運用ノウハウの蓄積などによって得られた知見を活かし、顧客の環境経営に最適なソリューションを提供することでGXソリューションの事業拡大を目指す。