リコー ストレートパスでスキャナー機能強化したA3カラー複合機を発売
リコー 2025年2月3日発表
リコーは、A3カラー複合機「RICOH IM C6010SD」「RICOH IM C4510SD」「RICOH IM C3010SD」を2月14日に発売する。
新製品は、業務用スキャナーで世界シェアトップであるPFUの用紙搬送技術を、2023年2月に発売したRICOH IM C6010製品群のADF(自動原稿送り装置)に組み合わせたモデルである。RICOH IM C6010製品群がもつアプリケーション連携や強化された折り・綴じ機能、最新のセキュリティ対応といった特徴と、優れた環境性能はそのままに、スキャナー機能を向上。アナログ情報のデジタル化とデータ活用をいっそうスムーズに行うことができるモデルとなった。アナログとデジタルをシームレスにつなぎ、データ活用やAI活用を促進する「SD(Seamless Digitalization)」を新たにモデル名称に冠し、顧客のDXに貢献していく。
新製品の標準価格は、連続プリント速度(A4)60枚/分の「RICOH IM C6010SD」が税別310万円、45枚/分の「RICOH IM C4510SD」が同266万円、30枚/分の「RICOH IM C3010SD」が同213万円。
■「RICOH IM C6010SD/C4510SD/C3010SD」の主な特徴
・原稿に負荷をかけにくいストレートパス構造の1パス両面ADFを搭載し、これまでのADFでは通紙が困難だったノンカーボン紙(複写紙)やカード類をADFで読み取ることが可能。業種業務固有の専門帳票の電子化を促進し、DXを支援する。
・レシートや領収書などの不定形サイズ帳票の混載スキャンにも対応し、サイズを指定することなくADFからさまざまな帳票の一括読み取りが可能。改正電子帳簿保存法対応などの電子化作業を効率化する。
・両面200ページ/分の高速読み取りで電子化業務の生産性を向上する。
・AIによる天地方向補正機能、OCR処理機能を標準搭載し、電子化後の業務を効率化する。「RICOH 受領請求書サービス」などのトレード帳票DXシリーズや、手書き文字のAI-OCRを可能とするPFUの「DynaEye 11」と連携し、文書や帳票のデータ活用を促進する。
・本体樹脂総重量の約47%に再生プラスチックを使用など、優れた環境性能を搭載。さらに複合機がライフサイクルで排出するCO2量を「J-クレジット」制度を利用してオフセットする「RICOHカーボンオフセットサービス」にも対応している。
・RICOH IM C6010製品群と同様に、10.1インチ大型フルカラータッチパネル「MultiLink-Panel」を搭載し、さまざまなアプリケーションの利用が可能。TPM2.0/WPA3™/TLS1.3に対応し、最新のセキュリティ機能を搭載している。