リコー 「RICOH Innovation Fund」を通じた出資によりButlr社と資本業務提携を締結
リコー 2025年1月29日発表
リコーは、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンド「RICOH Innovation Fund」を通じて、人の動きや所在を体温で検知するワイヤレスセンサを開発している米国Butlr Technologies(以下「Butlr社」)へ2024年12月13日に出資し、2025年1月1日に業務提携契約を締結したと、1月29日に発表した。
リコーグループは、ワークプレイスにおいてデジタルの力を使い、業務プロセスの最適化による組織の生産性向上と、質の高いコラボレーションの促進により、顧客の創造力の発揮を支援する会社を目指している。ワークプレイスエクスペリエンス領域では、デジタルの力で、場所にとらわれない円滑なコミュニケーション、質の高いコラボレーションを可能とする最適な働く環境を提供し、これにより顧客の創造力の発揮を支援している。
今回の資本業務提携により、以下を検討・実施する。
●現在リコーが提供している「RICOH Spaces」などのサービスへのButlr社のセンサー製品・技術の応用。
●現在リコーがローカルで行っているButlr社のセンサー製品やサービスのグローバル展開。
●リコーの販売チャネルを通じたButlr社のセンサー製品のグローバル販売。
●Butlr社のセンサー技術を活用した新製品・サービスの共同開発。
●その他、両社が相互に有益と判断する分野。
Butlr社CEO兼共同設立者Honghao Deng氏は、次のようにコメントしている。
「リコーとのパートナーシップを通じて、ワークプレイスにおけるプレゼンスを拡大し、プライバシーを確保しながら、はたらく人のニーズをリアルタイムで把握する独自のHeatic 2+センサーの需要増加に応えることが可能になります。リコーとButlrは協力して、最高レベルの生産性とコラボレーションを実現し、ワークプレイスエクスペリエンスを変革してまいります」。
また、リコー経営企画センターの遠藤早苗所長は、次のようにコメントしている。
「Butlr社との業務資本提携によりリコーのワークプレイスエクスペリエンス事業が更に進化し、Butlr社の目指す物理空間AIの社会実装に貢献できることを楽しみにしています。いつでも、どこでも、誰とでも最大限パフォーマンスが発揮できるワークプレイスの実現を目指しRICOH Innovation Fundでは引き続き戦略的な投資を実行してまいります」。