京セラDS 複合機・プリンターの製品包装がWORLDSTAR 2025を受賞
京セラドキュメントソリューションズ 2025年1月28日発表
京セラドキュメントソリューションズ(京セラDS)は、World Packaging Organisation(WPO)が主催する世界の包装分野における最大のコンテスト「WORLDSTAR GLOBAL PACKAGING AWARDS 2025」において、複合機・プリンターの製品包装が「WORLDSTAR 2025」を受賞したと1月28日に発表した。
WORLDSTAR GLOBAL PACKAGING AWARDSは、包装分野の国際組織である世界包装機構が主催するコンテストで、世界中の包装コンテストで入賞したパッケージの中から、高い技術や優れたデザインのパッケージに贈られる賞である。
製造業では、製品の設計段階から廃棄物の処理におけるCO2排出量の削減、さらに、原材料価格の高騰による安定供給の低下への対策、生産の自動化などが課題となっている。製品を輸送する包装用段ボール箱の開閉部の固定などに使用されるジョイントパーツは、製造の自動化、材料使用量や輸送効率などに改善の余地がありながら、長年新しい商品が開発されていない状況が続いていた。
そこで、京セラDSは自社で開発している複合機・プリンターの部品設計技術を生かし、これらの課題を解決する「かるがるジョイント」と呼ぶジョイントパーツを開発した。
今回受賞した「かるがるジョイント」は、(1)誰もが取り外し方を理解できて、取り外しに必要な力を削減、(2)輸送積載スペースを削減(従来比67%減)、(3)組立の自動化に対応、(4)生産・物流で排出するCO2を削減など4つの課題を解決し、包装分野での効率化に貢献した。