キヤノンとキヤノンエコロジーインダストリー 複合機再生事業の拡大に向けた取り組みで受賞

キヤノン/キヤノンエコロジーインダストリー 2024年10月25日発表


 キヤノンおよびキヤノンエコロジーインダストリー(以下、キヤノンエコロジー)は、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会が主催する「令和6年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」において、複合機再生事業の拡大に向けた取り組みが評価され、経済産業大臣賞を受賞した。

 キヤノンは、回収した使用済み複合機を独自の技術で新品同様に再生し、商品化する複合機再生事業を、1992年から行っている。国内においては、2004年にキヤノングループのリユース・リサイクル事業を集約し、環境拠点として設立されたキヤノンエコロジーで2005年から複合機再生事業を展開し、その取り組みが2008年に本表彰の会長賞を受賞している。
 今回の受賞は、複合機再生事業を長期にわたり継続させるために、再生複合機の「環境性能(高い部品リユース率)」、「新品同様の高品質・高性能」、「低価格」を高いレベルで実現した点が評価された。

 これらの実現のために、具体的には、「市場稼働時のデータ活用」と、「プラットフォーム型開発の導入」の2つの取り組みを行っている。
 「市場稼働時のデータ活用」では、回収した複合機の稼働年数や部品交換履歴、プリント枚数などといった稼働時データに基づいて、部品の再使用可否をシステムが自動判定している。
 「プラットフォーム型開発の導入」では、新製品の設計から見直しを行い、製品のクラスごとに本体の骨格の統一化を進めている。