大塚商会　AIとHRを融合させた企業の人的資本経営支援ソリューションを提供

大塚商会　2024年9月25日発表

　大塚商会は、企業の人的資本経営を支援するための包括的なソリューションの提供を10月1日より開始すると、9月25日に発表した。今回提供開始するのは、「採用DX支援ソリューション」と「ハピネスソリューション」である。

【採用DX支援ソリューション】
　企業の採用活動を革新し、中堅・中小企業から大企業まで、採用担当者が直面する多様な課題を解決する。例えば、優秀な人材の確保が難しい、面接の質がばらつく、採用プロセスが非効率的であるといった課題に対して、AIを活用してそれぞれ具体的な解決策を提供する。
●主なサービス
(1)面接データの分析と改善
　オンライン面接の映像データを定量的・定性的に分析し、面接の質を向上させ、採用プロセスを効率化する。オンライン面接ツールは株式会社ZENKIGENの「harutaka(ハルタカ)」を利用する。
(2)採用企画ワークショップ
　経営理念と事業戦略に基づき、求める人材像の可視化と評価基準の明確化を実現する。
(3)高度なデータ分析
　採用基準となるコンピテンシーを設計し、面接データと人事評価データを組み合わせることで、より深い洞察を得ることができる。

大塚商会は、「harutaka」を活用し、録り溜めた約3,000件の面接映像データと選考結果データを組み合わせた面接分析により、採用プロセスの改善を実現した。

【ハピネスソリューション】
　人材の定着における取り組みとして、株式会社ハピネスプラネットと共創した「心の資本」と「心理的安全性」の二軸で判定する「ハピネスエンゲージメントサーベイ」を提供する。
　サーベイを通じて、従業員の意識や満足度、組織風土など「見えない」側面が可視化されることで、企業は組織の課題を特定することができる。
　大塚商会は、サーベイ結果を深く分析し、企業の実情に合った具体的な改善策をアドバイスする。また、サーベイ実施後はフォローアップを行い、改善の推進とその効果の検証を支援する。