キヤノン 「綴プロジェクト」で制作した国宝・名宝15作品の高精細複製品を岡山で展示
キヤノン 2024年8月29日発表
キヤノンと特定非営利活動法人 京都文化協会は、岡山シティミュージアムで開催される特別展「一度は見たい国宝・名宝!?展 〜高精細複製品で実現キセキの名品選〜」(2024年9月13日〜10月20日)を、岡山シティミュージアム、テレビせとうちと共同で開催する。
本展覧会で展示される作品は、キヤノンと京都文化協会が共同で取り組む文化支援活動「綴プロジェクト」の技術を用いて制作した、国内外の国宝・名宝計15作品の高精細複製品である。
日本古来の貴重な文化財は、作品の保護や保存の観点から公開期間が限られていたり、歴史的な経緯から海外に渡っている作品もあり、鑑賞できる機会が限られている。そこで、綴プロジェクトでは、キヤノンのイメージング技術と京都の伝統工芸の匠の技との融合により、オリジナルの文化財を忠実に再現した高精細複製品を制作し、日本の文化財に親しむ機会を提供している。
今回は、これまで制作した作品の中から、俵屋宗達、尾形光琳、葛飾北斎など日本美術の巨匠が描いた国内外の国宝・名宝計15作品の高精細複製品を展示する。
会場では、オリジナルの文化財では難しい、ガラスケース無しでの展示や、作品に描かれた世界を音と映像で楽しめるプロジェクションマッピングの実施など、日本の文化財を身近に感じる鑑賞体験を提供する。また、会期中は、日本美術の専門家によるギャラリートークのほか、金箔を模した「箔」を使って風神雷神のハガキを制作するワークショップなどを開催する。