コニカミノルタジャパン 学校教育向けソリューション「tomoLinks」にベストセラー教材を標準搭載
コニカミノルタジャパン 2024年7月23日発表
コニカミノルタジャパンは、学校教育向けソリューション「tomoLinks(トモリンクス)」の「先生×AIアシスト」サービスの機能強化に向け、増進堂・受験研究社のベストセラー教材約4万問を8月1日より標準搭載し、追加のライセンス費用なく全ての「先生×AIアシスト」の利用者が利用可能になると、7月23日に発表した。
さらに「tomoLinks」の「先生×AIアシスト」サービスは、オンライン学習教材をはじめとした様々な教育データをシームレスに利用できる国際標準規格LTIに対応し、オンライン学習教材を「tomoLinks」上で容易に配信・利用できる環境を提供する。
学校が所持している学力データや自治体が実施する学力調査結果等をAIが分析し、多様なおすすめの教材や確認テストを提供する機能を持つLTI対応の学習プラットフォームは、「tomoLinks」が国内初となる。連携教材第1弾として、城南進学研究社のオンライン学習教材「デキタス」との連携を開始する。
これらの「先生×AIアシスト」サービスの提供教材や機能を拡充することで、学習プラットフォームとしての「tomoLinks」の価値を高めるとともに、子どもたち一人ひとりに合った、より効果的な学力向上支援に貢献する。
■基礎から受験対策まで130年以上の実績ある出版社の教材約4万問を標準提供
教育現場ではGIGAスクール構想によりデジタルドリルの導入は進んだものの、選択式問題が多いことや問題数が十分でないことなどから、十分な利活用がされていないことが課題となっている。
これらの課題を受け、「tomoLinks」の「先生×AIアシスト」サービスでは、130年以上にわたり教育出版を手掛ける増進堂・受験研究社の累計発行部数760万部を誇るベストセラー教材から厳選された約4万問を8月1日より標準搭載する。
なお、増進堂・受験研究社の教材がこのような形でデジタルドリルとして提供されるのは、今回が初めてとなる。
■LTIに対応し学習ログの自動同期や操作画面の統合を実現、外部教材とシームレスに連携
教育現場では、様々な企業が展開する各コンテンツでアカウントの登録や情報管理が必要なことや、コンテンツを横断した学習状況の把握が難しいことが課題となっていた。
このことから、「tomoLinks」では、各コンテンツのアカウント情報を一括管理し、各コンテンツでの学習データを横断して把握、蓄積できる学習プラットフォームとして利活用できるよう、LTIに対応した。これにより、「tomoLinks」の画面上でシームレスに様々な教材へのアクセス、操作やデータの一括管理ができるようになり、利便性の向上と、教育データ利活用を推進する。また、LTIに対応した教材はすべてAI分析できる教育データとして取り扱うことができるため、学習をより個別最適化することが可能になる。
LTI対応教材の第1弾として、城南進学研究社のオンライン学習教材「デキタス」をオプションにて提供することが決定した。2025年春に予定している販売開始に先駆け、「先生×AIアシスト」サービスを契約の顧客を対象に、2024年9月1日から2025年3月31日までの期間、無償で「デキタス」の教材を利用できるキャンペーンを実施する。