コニカミノルタジャパン 多言語通訳サービス「KOTOBAL」に新機能「リアルタイム通訳」 AI活用で円滑な会話

コニカミノルタジャパン 2024年7月18日発表



 コニカミノルタジャパンは、外国人や障がい者などの多様な人々を受け入れ、共生する社会の実現を目指す多言語通訳サービス「KOTOBAL(コトバル)」において、AIを活用し円滑で自然な会話を実現する新機能「リアルタイム通訳」を7月18日から提供開始した。この新機能により、訪日外国人観光客が増加しているホテルや旅館などの宿泊施設の受付業務や、外国人住民の対応ニーズが増加している自治体の窓口業務において、より豊かなおもてなしや顧客体験の提供を支援する。

 「KOTOBAL」は、32言語に対応しているAI通訳(機械通訳)とヒト通訳が選べるハイブリッド型通訳サービスで、通訳された言語は透明ディスプレイに表示させることができる。昨今の訪日外国人の増加により、宿泊施設や自治体で多言語に対応できる人材確保の難しさや人件費増加の課題がある中、「KOTOBAL」はAIを活用することで、人に依存せずに訪日外国人との円滑なコミュニケーションの仕組みを提案している。

 今回新たに搭載する新機能「リアルタイム通訳」では、利用開始時に通訳したい外国語を選択することで、話した言語をAIが自動で判別して通訳し、透明ディスプレイの両面に表示させる。これにより、発話者が変わるたびに発生していた言語切り替えと画面の向きを変える動作が不要となり、タイムラグが大幅に減少する。受付スタッフにとっては反転文字を読み解く負荷がなくなったことで心理的負担が減り、訪日外国人にとっては対応スピードが速くなることで満足度が向上する。お互いが異なる母国語であっても日常会話と同等のコミュニケーションが行える環境を実現する。
 「リアルタイム通訳」は21言語(英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、ロシア語、タイ語、インドネシア語、ヒンディー語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、アラビア語、オランダ語、デンマーク語、トルコ語、ハンガリー語、ポーランド語、ブラジルポルトガル語、ウクライナ語)に対応している。