コニカミノルタ 企業内印刷とオフィス業務の1台2役 A3カラー複合機「bizhub C751i Premium」発売
コニカミノルタ 2024年5月31日発表
コニカミノルタは、企業内印刷向けのA3カラー複合機「bizhub(ビズハブ) C751i Premium」(税別541万7,000円)を6月7日に発売する予定と、5月31日に発表した。
コニカミノルタは、事業を通じて「働きがい向上および企業活性化」「気候変動への対応」「有限な資源の有効利用」などの5つのマテリアリティ(重要課題)に取り組んでいる。
「bizhub C751i Premium」は、オフィス業務だけでなく、マニュアル、チラシ、名刺などの企業内印刷ならではの用途にも対応する1台2役の機能が充実した複合機である。教育・小売・建設・医療業界などにおける企業内印刷のニーズに応え、そこで働く人々をサポートする。また、環境に対しても、生産に必要な部品調達過程から顧客先での使用、その後の回収やリサイクルにいたるまで負荷を低減した製品である。
【「bizhub C751i Premium」が提供する価値】
(1)企業内印刷とオフィス業務のニーズを1台で対応
「bizhub C751i Premium」は、印刷業界で広く使用されているFieryイメージコントローラーを標準装備しており、本格的なグラフィックユースが必要としている色再現性とジョブマネージメントを可能にする。細かい文字なども鮮明に印刷でき、教材・チラシ・DM・ポスター・販促物などにも充分な印刷品質を保つことができる。
また、複合機本体のシステム制御系にSoC(System-On-a-Chip)を採用することで、イメージデータの圧縮、展開、入出力処理能力を向上させており、ジョブの高速処理を実現した。
さらに、多彩なフィニッシャーオプションを装備することで、社内で加工が必要な案内状の作成などに便利な3枚重ねの三つ折り機能、さまざまなパターンのステープルやパンチ機能、中とじ製本などを実現し、プリントから最終加工まで一貫して行うことができる。
(2)紙種センサーと幅広い用紙への対応で印刷業務を効率化
独自の検知技術と新規光源の導入により開発された「紙種センサー(IM-103)」を標準搭載している。用紙の種類を判別し、最適な用紙設定を自動で選択する。普通紙よりも薄い紙や、封筒やハガキといった厚めの紙でも、ジャムの発生を低減させ、ユーザーによる選択間違いなどを抑止することとプリント画質を最適化する。また、坪量105g/㎡までの厚紙については、普通紙と同等の1分間に75枚の印刷速度を実現している。
用紙サイズはSRA3(320×450mm)に対応し、A3サイズの全面プリントが可能な307.1×437.1mmの印字領域を確保しているため、A4冊子の見開き面の確認なども原寸大で行うことができる。さらに、封筒やハガキの宛名印刷で、手差しだけではなく本体のトレイ1にも封筒で最大70枚、ハガキで最大200枚までセットできるため、用紙交換に必要な作業時間を削減できる。
(3)製品ライフサイクルでの温室効果ガス排出量を8%以上削減
「bizhub C751i Premium」では、起動時にかかる時間やファーストコピータイムの短縮、また、より低温で融けるトナーや、新開発の定着ユニットと高効率電源ユニットの採用により、省エネ性能を高めている。A4用紙1枚当たりの印刷時消費電力は、4年前に比べて17%削減されている。これらを含む、ライフサイクル全体におよぶ環境負荷の低減策により、製品ライフサイクルでの温室効果ガス排出量は、従来機よりも8%以上削減されている。
コニカミノルタは、使用済みペットボトルとポリカーボネート製ガロンボトルを複合機の外装材にアップグレードリサイクルするために、強度や難燃性、成形容易性を向上させる技術開発に取り組んできた。「bizhub C751i Premium」では、再生材の使用率を表面積比で約88%まで高めた。また、ポリエチレン製ミルクボトルを複合機用のトナーボトルにリサイクルしている。