キヤノン プリンティング製品11機種が「EPEAT Climate+ designation」を取得

キヤノン 2024年3月29日発表


「EPEAT Climate+ designation」を取得したプリンティング製品
(左から imageRUNNER ADVANCE DX C5860iMAXIFY GX4020imagePROGRAF TC-20)

 キヤノンは、同社のプリンティング製品11機種が、電子機器製品の国際的なエコラベル「EPEAT」において、気候変動への取り組みに関する新評価基準を設けた「EPEAT Climate+ designation」を取得したと、3月29日に発表した。これにより、キヤノンは「EPEAT Climate+ Champion」となった。

 「EPEAT」は、電子機器製品を対象に、2006年に設立された国際的なエコラベルである。気候変動、化学物質、資源循環などの評価項目において、必須基準と任意基準が設けられており、基準への適合度合いに応じて、ゴールド、シルバー、ブロンズのいずれかに登録される。2013年から複合機やプリンターなどの画像機器も評価対象に加わり、米国連邦政府における調達要件として採用されているほか、現在世界中の多くの企業、学校、病院が製品購入に役立てている。
 「EPEAT Climate+ designation」は、2023年10月から運用開始され、「EPEAT」登録製品の中で、気候変動への取り組みに関するより厳格な評価基準を満たした製品に付与される。製品カーボンフットプリントの開示やエネルギー効率などの必須基準が設けられ、気候変動対策への関心が高まる今日、ユーザーが製品を選ぶ際の信頼性の高い指標として活用することができる。また、「EPEAT Climate+ designation」取得製品を有する企業は、「EPEAT Climate+ Champion」となり、気候変動への取り組みに先進的なビジネスパートナーであるという指標にもなる。

 今回「EPEAT Climate+ designation」を取得したキヤノンのプリンティング製品は、米国における「EPEAT」に登録されているオフィス向け複合機、インクジェットプリンター、大判インクジェットプリンターの11機種である。2024年中には、プリンティング事業の幅広い製品ラインアップにおいて、「EPEAT Climate+ designation」の基準適合製品を拡大することを予定している。

【「EPEAT Climate+ designation」取得製品一覧】
 すべて米国における「EPEAT」登録製品。また、「imagePROGRAF TC-20」以外は国内未発売。
《ゴールド》
 imageRUNNER ADVANCE DX C5840i
 imageRUNNER ADVANCE DX C5850i
 imageRUNNER ADVANCE DX C5860i
 imageRUNNER ADVANCE DX C5870i
 imageRUNNER ADVANCE DX 6855i
 imageRUNNER ADVANCE DX 6860i
 imageRUNNER ADVANCE DX 6870i
 MAXIFY GX3020
 MAXIFY GX4020
 imagePROGRAF TC-20
《シルバー》
 PIXMA TR150