リコー 「健康経営優良法人2024 ホワイト500」にリコーグループ2社が認定
リコー/リコーITソリューションズ 2024年3月11日発表
リコーとリコーITソリューションズは、経済産業省が日本健康会議と共同で主催する「健康経営優良法人2024 ホワイト500」に認定された。リコーは8年連続、リコーITソリューションズは5年連続の認定となる。
健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度である。
本制度では、大規模法人部門と、中小規模法人部門の2つの部門で、それぞれ健康経営優良法人を認定しており、リコーグループ2社は、大規模法人部門の中でも健康経営度調査結果の上位500法人として、「ホワイト500」に認定された。
リコーグループは、2023年4月から企業理念である「リコーウェイ」を改定し、「“はたらく”に歓びを」を新たに「使命と目指す姿」と定めた。その実現を目指し、リコーグループ健康宣言に基づき、健康支援活動を推進している。"自分の健康は自分で守る"自己保健意識をベースとし、従業員一人ひとりがヘルスリテラシーを高めることで、リコーグループで働く人材が自律的にイキイキとはたらくための土台を築き、個人の幸福と会社の発展の同時実現を目指す。2011年以降は、国内関連会社で健康経営の取り組みを水平展開すべく、専門部署を設置し、リコーグループ全体の安全管理、産業保健体制づくり、健康管理を行っている。
■リコーの主な取り組み
2006年から産業医・保健師の常勤化に着手し、2012年度からはリコー三愛グループ健康保険組合とも連携し、国内リコーグループをカバーする産業保健体制を構築するとともに、法定健康診断に加え、がんの早期発見や生活習慣病予防に狙いを絞った健康診断を実施している。
ストレスチェックやラインケア研修などを通しメンタルヘルス不調の未然防止・早期対処への施策を強化。がん対策においても、がん・がん検診への理解を高め更なるがんの未然防止や早期発見のための施策も継続して実施するなど、健康維持・増進に取り組んでいる。
また、2015年からは国内リコーグループを対象に、敷地内・就業時間内の全面禁煙を実施。2019年度にはリコーグループ健康宣言を制定して健康経営を推進。2021年度には健康管理に関するマネジメントプロセスを効果的・効率的に進めるためのグループ共通システムを刷新し、産業保健スタッフが全国多拠点で活動するための情報管理、業務効率化ツールを構築している。
■リコーITソリューションズの主な取り組み
社長の「健康宣言」発表のもと、本人・上司・各事業所の安全衛生委員・医療職(産業医・保健師・カウンセラー)・健康保険組合・人事が連携し、社員に寄り添いながら、健康でイキイキと働ける職場づくりを推進している。2023年度の健康経営度調査では、申請企業数3520社で、1~50位圏内と高い評価を得た。評価のポイントは、社員の健康課題の把握、施策の実施、効果検証(PDCAサイクルの実行)の強化や、健康経営で解決したい経営課題に向け戦略的に健康投資し、それを積極的に公開していることなどがあげられる。