OKI 「災害発生時におけるロボットのあり方」の実証実験を「高輪ゲートウェイ駅」で実施

OKI 2024年2月29日発表


 OKIは、東日本旅客鉄道(JR東日本)の高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)において、3月9日(土)より「災害発生時におけるロボットのあり方」についての実証実験を行う。本実験では、OKIの高度遠隔運用プラットフォーム「REMOWAY」で制御する複数種のサービスロボット(案内ロボット、清掃ロボット、サイネージロボット)が駅構内(コンコース)で稼働している状況において災害発生の緊急速報を受信した場合を想定し、ロボットと人間が共存する社会における災害時避難のあるべき姿と課題の抽出を行う。

 実験では、稼働中のロボットに対し、遠隔運用センターから災害発生時を想定した「災害運用」の指示を行う。指示を受けたロボットは、まずお客の避難通路などを妨げないよう退避し、停止した後にその退避場所の環境や状況に応じて、音声ガイダンスやモニター表示、さらにはロボットを介した通話により、お客への避難誘導案内を行う。

 OKIは、オフィスや商業施設の警備や施設管理にサービスロボットを導入する顧客とともに、自律移動型ロボットの遠隔運用に関する実証実験に取り組んできた。引き続き、通常時だけでなく、災害発生時にもお客の安心・安全を最優先に人とロボットが協働できる公共空間の実現に向けて取り組む。

■実証実験の概要
《期間》 2024年3月9日(土)〜3月11日(月)
     各日、第1回目:10時〜、第2回目:11時〜、第3回目:13時〜
     それぞれ10〜15分程度での実施を予定
《内容》 遠隔運用プラットフォームで管理する3種類のロボット(案内ロボット、清掃ロボット、サイネージロボット)を用いた、災害発生時における自律移動型ロボットのあり方に関する実証実験
《場所》 高輪ゲートウェイ駅 改札内

■主な検証内容
 災害発生時におけるロボットのあり方について、以下のような検証を行う。
・「REMOWAY」の遠隔運用を通常運用から災害運用(災害発生時の運用)へ切り替えたときのロボットの挙動確認
・ロボットが退避する際の課題(お客の避難の妨げになりうる要因など)の抽出
・退避・停止後の誘導支援において、ロボットが実施する避難誘導案内(音声ガイダンス・モニター表示・通話など)の有効性確認 など