リコー 高生産性と豊富な後処理機能で業務を効率化するA3カラープリンター発売 省エネで環境経営に貢献

リコー 2024年2月2日発表


RICOH IP C8500(オプション装着時)

 リコーは、A3カラープリンター「RICOH IP C8510/C8510M」「RICOH IP C8500/C8500M」を2月9日に発売する。新製品は、「RICOH SP C841/C840」製品群の後継商品に位置づけられる。

 新製品は、連続プリント速度が「RICOH IP C8510/C8510M」でカラー/モノクロともに毎分55ページ/分(A4横送り、片面両面とも)と高速出力を実現。さらに前身機よりファーストプリントとスリープモードからの復帰時間を短縮し、製品寿命を向上するなど、高生産性と高耐久性を備えている。長尺印刷時の用紙積載枚数を向上、重ね折りや針なし綴じに対応するなど豊富なオプションを用意した。限られたスペースでの設置が必要な店舗や窓口において多様な印刷物作成が可能になり、業務効率化に貢献する。また本製品は、本体樹脂総重量の約50%に再生プラスチックを使用している。標準消費電力量(TEC2018)はトップクラス、スリープ時の消費電力は前身機の約半分0.37Wと、優れた省エネ性能を備え、顧客の環境経営に寄与する。
 標準価格は、「RICOH IP C8510/C8510M」が税別53万5,000円、「RICOH IP C8500/C8500M」が同42万円。Mモデルは、トナー、消耗品、メンテナンスパーツを含んだ保守サービス形態である。

■「RICOH IP C8510/C8510M/C8500/C8500M」の主な特徴
(1)業務効率化に貢献する生産性と耐久性

 連続プリント速度はカラー/モノクロともに片面、両面同速で「RICOH IP C8510/C8510M」は55ページ/分、「RICOH IP C8500/C8500M」は45ページ/分と高速出力。
 スリープモードからの復帰は「RICOH IP C8510/C8510M」は6.0秒、「RICOH IP C8500/C8500M」は5.0秒。ファーストプリントは「RICOH IP C8510/C8510M」はフルカラー3.8秒・モノクロ2.5秒、「RICOH IP C8500/C8500M」はフルカラー5.2秒・モノクロ3.2秒。1枚のみのプリントでも待たせせず出力が可能。
 製品寿命は、「RICOH IP C8510/C8510M」は180万ページ、「RICOH IP C8500/C8500M」は150万ページと前身機より向上。高耐久で安定稼働を実現し、安心して利用が可能。

(2)ユーザビリティの向上
 消耗品交換動画等にも対応した、新7インチフルカラータッチパネル「MultiLink-Panel」を搭載。静電容量式により操作性を高め直感的な画面操作が可能。
 本体は幅587mm、奥行き701mm、高さ779mmと従来機と比べ省スペース化を実現。
 カラードラムユニット梱包箱を形状変更し、底面積を約40%削減。予備の消耗品を保管するスペースを減らし、バックオフィスの有効活用に貢献。

(3)後処理業務を効率化する多彩なオプション
 胴内排紙部に装着する紙折り中継ユニットC8500で出力紙のZ折り、二つ折り、外三つ折り、内三つ折りが可能。三つ折りは3枚までの重ね折りに対応。
 3000枚フィニッシャーC8500では、従来の針あり綴じに加え、5枚までの針なし綴じに対応。
 4ビンプリントポストC840を装着することで、トレイ1〜4と標準排紙トレイを組み合わせて、計5箇所の排紙トレイとして使用可能。窓口業務等で取り間違いを防止する。

(4)循環型社会および脱炭素社会への貢献
 《循環型社会への貢献》
 本体樹脂総重量の約50%に再生プラスチック使用。環境負荷低減に貢献。
 包装材にリサイクル可能な紙製包装材を使用し、前身機比で包装プラスチック使用量を50%削減。
 《脱炭素社会への貢献》
 リコー独自のカラーQSU技術(DH定着方式)と、従来のトナーに比べ定着温度を約12℃下げる低融点トナーを開発し、消費電力を大幅低減。スリープ時は0.37Wと前身機と比べて約50%の電力を低減、標準消費電力量(TEC2018)は「RICOH IP C8510/C8510M」は0.54kWh、「RICOH IP C8500/C8500M」は0.40kWhとトップクラスを実現。
 本製品の組み立て生産では、使用するすべての電力を再生可能エネルギー由来の電力で賄っている。