リコー A3カラー複合機対応スキャナーオプションを発売 帳票電子化業務を効率化

リコー 2024年1月17日発表


 リコーは、帳票の電子化業務を効率化するA3フルカラー複合機対応オプション「帳票スキャン拡張ユニット」(標準価格 税別25万円)を1月24日に発売する。

リコー 帳票スキャン拡張ユニットを装着した複合機
帳票スキャン拡張ユニットを装着した複合機
リコー 帳票スキャン拡張ユニットを装着した複合機
帳票スキャン拡張ユニットを装着した複合機(上部)

 電子帳簿保存法に対応するため、多くの企業が帳票の電子化に取り組み始めているが、電子化が必要な帳票には不定形サイズが含まれていることや、原稿サイズが統一されていないことにより、帳票の電子化には手間と時間がかかっている。
 本オプションは、定形サイズに加えて不定形サイズの自動検知にも対応しており、原稿サイズが異なる帳票を、複合機の1パス両面ADF(両面自動読み取り)を使用してまとめてスキャンすることが可能である。1枚ずつ原稿ガラス面に原稿をセットし、複合機上で原稿サイズなどの細かな設定をする必要がないため、従来の電子化業務にかかる時間を約83%削減できる。さらに、本オプションを搭載した複合機とリコーのトレード帳票DXシリーズを連携することで、さらなる業務のDXに貢献する。

 対応機種は、RICOH IM C3510/C3010/C2510(ドキュメントフィーダーDF3150装着時)またはRICOH IM C6010/C6010F/C5510A/C4510Aで利用できる。同日発売の「RICOH IM C7010」は未対応となる。

■「帳票スキャン拡張ユニット」の主な特徴
(1)多種多様な帳票を効率的に電子化

 読み取った原稿を自動でサイズ検知するため、スキャン時に複合機上で原稿サイズ設定が不要。
 定形・不定形サイズ原稿の混載スキャンに対応。領収書など不定形サイズ帳票を1パス両面ADF(両面自動読み取り)から一度で簡単に読み取り可能。
 原稿部分を自動で切り出し、傾きを自動補正。原稿と同じサイズの画像を生成。

(2)ソリューションと連携することでさらなる業務のデジタル化を促進
 クラウド型証憑書類保存サービス「RICOH証憑電子保存サービス」(有償)と連携し、電子帳簿保存法の要件に合わせて電子保存。
 経理業務デジタル化ソリューション「RICOH 受領請求書サービス」(有償)と連携し、請求書をリコー独自のAI-OCR技術により文字データ化。手入力で行っていた会計システムへの登録作業などを自動化。

(3)印影と重なった文字を自動補正
 読み取った帳票で印鑑の印影と重なっている文字を浮き出させる自動補正が可能。領収書や請求書などのOCR処理に効果的な画像を生成。