令和5年度 卓越した技能者「現代の名工」をエプソン社員が受賞
セイコーエプソン 2023年11月10日発表
セイコーエプソンは、同社の社員1名が、厚生労働大臣が定める令和5年度 卓越した技能者「現代の名工」を受賞したと、11月10日に発表した。表彰式は、11月13日にリーガロイヤルホテル東京で行なわれた。
■受賞者
深井 英夫氏
勤務地 : セイコーエプソン株式会社 塩尻事業所
所属 : 生産企画本部 ものづくり塾
■受賞理由
腕時計組立、調整作業に長年従事し、特に機械式腕時計の携帯精度を日差±5秒以内に調整する技能を有する。
また、時計技能競技全国大会で優勝した実力を、後継技能者育成に発揮し、技能五輪全国大会時計修理職種の指導者として、金賞6名を含む多数の入賞者を輩出させ、若年技能者の技能継承に大きく貢献した。
さらには、平成20年以降現在まで、毎年地元の小学校へ出向き、腕時計の組立体験教室を開催し、青少年育成にも尽力している。
■受賞者コメント
この度はこのような素晴らしい賞を受賞することができ、大変うれしく思います。今まで支えてくださった、会社の上司や諸先輩、同僚の皆さま、そして家族に心より御礼申し上げます。入社以来、時計製造関係に継続して携われたこと、技能五輪の時計修理職種の指導員として若手技能者育成を行えたことなど、環境にも恵まれ、深く感謝しております。
今後も微力ではございますが、後輩たちへの指導を通じて、技能伝承や先人の方々の思いをつなぎ時計事業や業界の発展のために、貢献すべく精進してまいります。