キヤノンMJ ドキュメントスキャナーを発売 地方自治体、製造業、金融機関向け画像処理機能を強化

キヤノンマーケティングジャパン/キヤノン電子 2023年11月10日発表


キヤノンimageFORMULA DR-S250N
imageFORMULA DR-S250N

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、キヤノン電子製のドキュメントスキャナー「imageFORMULA(イメージフォーミュラ)」シリーズの新製品として、「imageFORMULA DR-S250N」(希望小売価格 税別10万5,000円)を11月16日より発売する。

 昨今、一般企業や地方自治体などさまざま職場において、紙文書を電子化することで業務効率化や情報の活用を推進する動きが広がっている。一般企業では、業務プロセスの効率化や情報の迅速な共有を目的に、承認プロセスを電子化するデジタルワークフローや、紙文書のデジタル化から保管まで一元管理する文書管理システムの活用が普及しており、紙文書を電子化するニーズが拡大している。
 また地方自治体においても、少子高齢化にともなう生産年齢人口減少等の社会的背景を受け、「自治体DX」の取り組みを積極的に推進しており、行政手続きを簡素化、迅速化するために紙文書の電子化が不可欠となっている。

 このたびキヤノンMJが発売するドキュメントスキャナー「DR-S250N」は、スキャンしたデータをより活用しやすくするための新画像処理機能を強化した。スキャンした紙文書のデータを正確に認識できるようになることで、地方自治体や製造業、金融機関など特定の業務において、OCR処理を行う領域の認識精度の向上や、可読性の向上による見落としリスクの低減などを実現し、業務効率化を支援する。
 また、WEBブラウザを用いてスキャン可能な「CaptureOnTouch Lite Web」機能を新たに搭載した。PCやスマートデバイスにソフトウエアをインストールせずに、WEBブラウザから直接スキャンしデータを保存できる。さらに、同時にリリースするスキャナー専用管理ソフトウエア「Canon DR Scanner Management Tool」によって、現行機種を含むキヤノン製のスキャナーの一括管理が可能になり、IT管理者の機材管理負荷の軽減に貢献する。

■写真入り文書モード、有彩色強調、背景塗りつぶし機能など新画像処理機能を追加
 写真の色味と文字の可読性を両立する「写真入り文書モード」、有彩色を強調し可読性を高める「有彩色強調」、背景が黒色のデータを生成する「背景塗りつぶし機能」など新画像処理機能を搭載した。これにより、地方自治体や金融機関、製造業などの特定の業務において、スキャンしたデータをより活用しやすくなり業務効率化を支援する。

■WEBブラウザを用いてスキャンできる「CaptureOnTouch Lite Web」
 PCやスマートデバイスにドライバーや専用アプリケーションをインストールせずに、WEBブラウザ上でスキャナーのIPアドレスを入力しスキャン・出力の設定を行うだけでスキャンを実行できる。初期設定にかかる手間を大幅に削減する。

■ドキュメントスキャナーの管理負荷を大幅に軽減する「Canon DR Scanner Management Tool」
 「DR-S250N」と同時にリリースする「Canon DR Scanner Management Tool」は、複数台のキヤノン製のスキャナーを一括管理できる管理ソフトウエアである。従来は個別に設定や管理を行う必要があったが、1台の設定内容を容易に複数のスキャナーに反映でき、管理業務負荷を大幅に軽減する。