リコー 植物由来の新素材「PLAiR」製食品容器がイトーヨーカドーの実証実験に採用
リコー 2023年11月7日発表
リコーは、リコーの植物由来の新素材「PLAiR(プレアー)」の成型加工用シートを使用して作った容器が、イトーヨーカ堂に採用されたと、11月7日に発表した。本容器に入った食品は、11月16日からイトーヨーカドー横浜別所店(神奈川県横浜市)の店頭で販売の実証実験を行う。
採用されたのはかつ丼用の容器で、「PLAiR」を使用した容器が店頭に並ぶのは今回が初めてである。リコー独自の発泡制御技術で開発した成型加工用シートにより、自然由来99%の素材でありながら、発泡による空気層を含むため断熱性に優れている。また、結晶化の度合いを制御することにより耐熱性を有するため、従来のかつ丼容器と同じように電子レンジで温めることも可能である。
イトーヨーカ堂では、セブン&アイグループが掲げる、環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』にて4つのテーマ「CO2排出量削減」「プラスチック対策」「食品ロス・食品リサイクル対策」「持続可能な調達」を掲げ、2030年・2050年の目標達成に向けて取り組んでいる。その活動の一環として、このたび、化石資源由来の素材を削減した容器に変更する販売実験を行う。
リコーは、脱炭素・循環型社会の実現を目指し、「安心して使える」があたりまえの未来に向けて新素材「PLAiR」の開発を進めていく。
【実証実験実施概要】
《販売店舗》 イトーヨーカドー横浜別所店
《販売期間》 11月16日(木)〜12月14日(木) (29日間)
※販売期間が変更なる場合がございます。
《販売商品》 まごころたまごのロースかつ重 (あたため時間:500W 1分)