OKI 福岡県大牟田市で初めて自動運転バスを公道で走行させる実証実験を実施

OKI 2023年11月2日発表


 OKIは、福岡県大牟田市とコンソーシアムを組織し、自動運転バスを同市の公道で走行させる実証実験を11月4日〜10日に実施している。これは、地域社会における人口減少にともなう交通課題の解決に向けた取り組みの一環として行うものである。大牟田市で自動運転バスが走行するのは初めてのことであり、期間中は大牟田商工会議所主催の「まち、いこ!Gyanフェス2023」での試乗体験会も開催して、自動運転に対する市民の認知度や理解の向上などにも繋げていく。

 OKIは、2017年12月に大牟田市と包括連携協定を締結し、同市と連携して河川等の浸水への新たな対策立案などを実施してきた。2023年3月には大牟田市イノベーション創出拠点「aurea」に地域戦略拠点「OKI OMUTA BASE」を開設し、地域社会の課題解決や魅力の再発見に寄与する事業創出に取り組んでいる。

 今回の実証実験は、OKIと大牟田市のコンソーシアムによる取り組みとして行われる。OKIは、本実証実験全体の運用や関係各所との調整を行い、公道走行における安全性や運行利便性など、自動運転バスが大牟田市の地域交通課題解決につながる新たな交通手段として成立するために必要な事柄を検証する。

【実証実験の概要】
《走行日時》 2023年11月4日(土)〜11月10日(金)
《場所》 福岡県大牟田市内
《運行本数》 全16便/日
《運賃》 無料

【走行車両】
《車両》 ARMA(アルマ):フランスNAVYA社製
《乗車定員》 10名
《自動運転レベル》 レベル2<オペレーターが同乗する>
《最高速度》 20km/h未満
《運行》 BOLDLY株式会社