東芝テック サプライチェーン対象のクラウドサービスプラットフォームを年内発売
東芝テック 2023年9月12日発表
東芝テックは、製造・物流・店舗をつなぐサプライチェーンの現場を対象としたクラウドサービスプラットフォーム「CHAIN WORKS」を2023年内に発売すると、9月12日に発表した。また、本製品は、9月13日から15日に東京ビッグサイト東ホールにて開催されている「第25回自動認識総合展」の東芝テックブースに展示している。
製造・物流・店舗が密接に繋がる国内のサプライチェーンの現場では、慢性的な人手不足に加えて、2024年問題による物流の停滞や、在庫過多、廃棄ロスなどが想定される。さらに企業においては、これらを解決する際に「自社でソリューションを開発・構築するリソースが不足している。」「導入するサービスが増加して管理が煩雑になってしまっている。」「部分最適ではなく全体最適化をしたい。」など、さまざまな課題への対応を求められている。
「CHAIN WORKS」は、これら課題に対するソリューションを提供できる、サプライチェーンの現場向けのクラウドサービスプラットフォームである。月額制で始められるクラウドサービスとして提供することで、自社での一からの開発やシステム構築が必要なく、インターネット環境があれば初期投資を抑えた利用開始が可能である。
また、自社でのシステム運用や管理コストを削減できることに加え、クラウド上にデータを集約することで、各地点での検品作業などの進捗状況を確認することができ、現場の全体把握と最適化に向けた課題の見える化ができる。
さらに、システムベンダーへAPIを提供することで他社サービスと連携し、利用者の課題に即したソリューションの拡充と提供をスピーディーに実現する。
第1弾では、「CHAIN WORKS」の発売と同時に、RFIDを活用した入出荷検品や棚卸に関する業務効率化のクラウドサービスを搭載予定である。また、本プラットフォームは、同社が開発を推進する「ELERA」との連携を予定している。
【「CHAIN WORKS」の特長】
(1)必要なサービスを選択、初期投資軽減
必要な課題に対して、最適なサービスを選択し導入可能である。
(2)他社システムとの簡単連携
APIを提供することで、簡単に他社システムとの連携が可能となる。
(3)データの有効活用
「CHAIN WORKS」へサプライチェーン上で発生するデータを集約することで、全体最適を目指したデータ活用を可能にする。