コダックアラリス 様々なドキュメント処理を自動化する「KODAK Info Input Solution」を国内提供開始

コダック アラリス ジャパン 2023年9月1日発表


 コダック アラリス ジャパンは、様々なドキュメントのキャプチャ、データの抽出、仕分け、処理を自動化するIDP(Intelligent DocumentProcessing=高度文書処理)ソフトウェア「KODAK Info Input Solution(コダック インフォ インプットソリューション)」を、9月1日より日本国内向けに提供開始した。
 同ソフトウェアは、コダック アラリスのパートナー企業からソリューションとして提供される。

 企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進においては、業務プロセスの中で情報のフローを最適化することが必要不可欠である。コダック アラリスの「KODAK Info Input Solution」は、対象となるドキュメントに最適なAI-OCR(人工知能を用いた文字認識)を選びながら、あるいはAI-OCRを利用する必要のない業務であっても、紙や電子メールの添付ファイル、PDFなどの各種フォーマットからデータの取り込み、仕分け、抽出、インデックスなどの処理の自動化をカストマイズし、業務プロセスにおける情報フローを最適化する。

 「KODAK Info Input Solution」は、海外ではIDPソフトウェアとして、すでに多くの企業で導入されてきたが、各種機能の向上や、対応AI-OCRの拡充を機に、国内企業のDXの推進に寄与すべく、日本市場向けに提供開始する運びとなった。

【KODAK Info Input Solutionの主な機能と特徴】
 マルチフォーマットによるデータのインプット、アウトプットに対応している。標準またはオプションのOCR(光学的文字認識)機能に加え、AI-OCRとの連携により、対象ドキュメントに最適な文字認識技術をドキュメント単位で使い分けることができる。そのため、従量課金によるコストの増加を最小限に抑えながら、最適な文字認識技術を使い分けて正確にデータを仕分けし、抽出し、そのデータを必要とするそれぞれの業務プロセスに引き渡すことができる。

■取り込み
・紙からの取り込み
 ネットワーク対応の「KODAK S2060w」スキャナー等を利用すれば、PCにドライバーをインストールすることなくドライバレスによるスキャンができる。また、KODAK INfuseスマート コネクテッドスキャニングソリューションと併用することで、完全PCレスでのスキャンにも対応する。
 ドキュメントスキャナー以外のFAXや複合機から取り込む場合、KODAK Info Input Solutionの読み込みデータの補正機能により、斜めに読み込まれた画像からも正しくデータを抽出することができる。
 紙からの取り込み以外にも以下が可能である。
・電子メール添付ファイルからの取り込み
・ホットフォルダーからの取り込み
・モバイル端末からの取り込み
・各種フォーマット対応
(PDF、Excel、Word、Video、Audio 等)

■仕分け・抽出・インデックス作成
・OCRエンジンを標準実装
 標準実装の無償のOCRエンジンに加え、オプションのPDF出力モジュールではNuance OCRを利用してゾーンOCRやサーチャブルPDFの出力に対応できる。
・各種AI-OCRとの連携
 ABBYY Vantage、Google AI、Microsoft Cognitive Services、HYPERSCIENCEおよびAmazon Textractといった各種AI-OCRとの連携をサポート。その他、日本語AI-OCRにも順次連携を予定している。

■管理
・ダッシュボードレポート機能を実装
 各フローの処理状況をダッシュボード上で一元管理できる。企業の業務プロセスを一括して外部に委託するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)での進捗把握やシステム管理に寄与する。

■ライセンス体系
 永続ライセンスまたはサブスクリプション(年単位)での提供となる。従量課金ではないためコストの平準化、継続利用による投資コスト削減効果が得られる。1年または3年間の保守付きでの提供となる。(別途単年度保守の提供あり)