キヤノンMJ 脆弱性の診断と自動的な修正対応を可能にした「ESET PROTECT Elite」発売
キヤノンマーケティングジャパン 2023年8月28日発表
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、サイバー攻撃に対する防御・検知・対応に加え、予防対策として脆弱性診断と自動的な修正対応を実施するXDRソリューション「ESET PROTECT Elite」を9月20日より販売開始すると、8月28日に発表した。
常に最新の修正プログラムが適用されたソフトウェアの状態を保つことで、昨今増加する脆弱性をついたサイバー攻撃によるリスク低減を実現する。
サイバーセキュリティ上の脆弱性は、悪意のある第三者によって不正アクセスやウイルス感染などの攻撃を受けることで、情報漏えいや改ざん、システム停止などの被害を引き起こす可能性がある。昨今では、大手製造業が脆弱性を悪用したサプライチェーン(供給網)攻撃を受け一時生産停止となったり、医療機関において外部委託事業者の脆弱性から基幹システムがランサムウェアに感染することで、一部の診療が制限されたりする被害が報告されている。こうした報道により、脆弱性のリスクに対する認識が高まっている一方で、予防対策として日々発見されるOS(オペレーティングシステム)やソフトウェアの脆弱性情報を人の手により確認し、企業や組織が使用しているすべてのシステムにセキュリティパッチを適用することは大きな負荷となっている。
キヤノンMJは、このたび、OSやソフトウェアの脆弱性の診断と自動的な修正対応を実現する新機能「ESET Vulnerability and Patch Management」を搭載した、XDRソリューション「ESET PROTECT Elite(イーセット プロテクト エリート)」の販売を開始する。「ESET PROTECT Elite」は、サイバー攻撃への予防、防御並びに、万が一企業のシステム内に侵入を許した際、脅威の検知と封じ込めなどの事後対応まで幅広く対応するESETの最上位ソリューションである。
■脆弱性評価と自動パッチ対応する「ESET Vulnerability and Patch Management」
OSやソフトウェアを定期的に自動スキャンすることにより、脆弱性を即座に可視化することが可能な機能をESET PROTECTソリューションシリーズで初めて搭載した。深刻度に合わせ優先順位付けする脆弱性評価や、セキュリティポリシーに合わせて自動または手動でのセキュリティパッチ適応設定が可能で、脆弱性を悪用した攻撃を未然に防ぐ。
■脅威に対する防御から、万が一の侵入に対する検知・対応を行う包括的なXDRソリューション
脅威の侵入に対し、クラウドサンドボックスやエンドポイント保護など、ESETの多層防御機構を用いてマルウェアなどの脅威から迅速かつ精度高く端末を守る。また、万が一侵入を許した際の事後対応として、XDRを用いて組織内のログデータを収集し、脅威の検知・可視化をすることで、セキュリティ管理者が状況を確認し、速やかに対処できるよう支援する。
■多重化した対策を1つのコンソールで統合管理
巧妙化・多様化したサイバー攻撃に対し、「ESET PROTECT Elite」は予防、防御、検知、対応までの対策を1コンソールで集中管理することで、より高度な脅威検知や迅速な対応を実現する。また、運用管理の効率化によるコストの削減や、セキュリティ対策効果の最大化などを実現する。