コニカミノルタ 印刷現場の課題解決を推進 デジタル印刷システム「AccurioPress 7136シリーズ」発売
コニカミノルタ 2023年8月28日発表
コニカミノルタは、新世代モノクロデジタル印刷システム「AccurioPress(アキュリオプレス) 7136」と「AccurioPress 7120」(2機種合わせて、以下「AccurioPress 7136シリーズ」)を、2023年9月1日より順次発売する。
本シリーズは、2018年に発売開始した「AccurioPress 6136」と「AccurioPress 6120」の後継機にあたる。高生産性と高信頼性をさらに追及した「AccurioPress 7136シリーズ」では、印刷現場の課題解決を推進し、収益拡大をサポートする。
本体標準価格は、「AccurioPress 7136」が税別1201万1800円、「AccurioPress 7120」が同1004万8500円。
【「AccurioPress 7136シリーズ」が提供する価値】
(1)かんたん設定機能により高画質印刷をスキルレスで実現
少子高齢化による労働人口減少が大きな社会課題となっている。特に熟練した技術と経験を必要とする印刷業界ではより深刻な問題である。
「AccurioPress 7136シリーズ」のかんたん設定機能では、印刷機の操作経験が浅い担当者でも画質を最良にするための設定を、より少ない操作で行うことができる。高度で緻密な調整業務がスキルレスとなり、省力化につながる。
印刷現場で人員を効率的に配置し、全体的な生産性向上を実現することで、収益の最大化を支援する。
(2)検査工程の大幅削減で高付加価値業務へのシフトを可能に
オフセット印刷と違い、デジタル印刷機は通し番号や宛名書きなどの可変データを1枚ごとに印刷することが可能である。タクシーチケット、回数券、地域振興券などにシリアルナンバーやQRコードキーを印刷する活用が進んでいるが、印刷後の検品作業は工数もかかるため現場の課題となっている。
「AccurioPress 7136シリーズ」では、自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティオプティマイザー(IQ-501)」の「1to1印刷(バリアブル印刷)の自動検査機能」が利用可能である。印刷と同時に対象領域の読み取り結果をCSVデータとして保存することにより、人の手による検査工数が大幅に削減できる。空いた時間を他の印刷作業や付加価値の高い業務に充てることで、印刷会社の収益拡大につながる。
(3)オンデマンド印刷で在庫レスを実現し環境負荷低減にも貢献
デジタル印刷機は、必要な時に必要な場所で必要な分だけ印刷することができる。例えば、メーカーの生産現場に「AccurioPress 7136シリーズ」を設置することで、製品同梱用のマニュアルを、必要数だけその場で印刷できる。オフセット印刷機による手配では発注業務や在庫を管理する手間とコストがかかるが、「AccurioPress 7136シリーズ」と印刷ワークフローシステムの導入により、在庫費用と工数を削減するだけでなく、廃棄ロスも最小化することができ、環境負荷低減にも貢献する。