Sansanの中小向け名刺管理サービス「Eight Team」がサイボウズ「kintone」と連携

Sansan 2023年6月7日発表


 Sansanが提供する「Eight」は、中小企業向け名刺管理サービス「Eight Team」と、サイボウズが提供している業務アプリ開発プラットフォーム「kintone(キントーン)」が連携すると、6月7日に発表した。今回の連携により、「Eight Team」で共有されている名刺情報をボタン一つで「kintone」へ反映できる。従来発生していた顧客情報の手入力作業などが不要となり、正確な顧客情報を即時に反映できるため、ビジネス機会の創出を後押しする。

 「Eight Team」は、名刺を管理するだけではなく、マーケティングや顧客管理への活用を提案し、ビジネス機会の創出や拡大を後押ししている。契約件数は3,000件を超え、中小企業を中心に部署やプロジェクトなどのチーム単位でも利用されている。
 近年、働き方改革の推進やワークスペースの分散化を背景にデジタルシフトが急速に進んでおり、今後のマーケティングや営業活動にはデジタル化された顧客情報の活用が必要不可欠となっている。一方で、蓄積した顧客情報を常に最新の状態に保つには大きな工数が発生する。
 今回「kintone」と連携することによって、「Eight Team」での管理名刺情報をボタン一つで簡単に「kintone」上に反映でき、「kintone」をCRM(顧客情報管理システム)として活用することが可能である。本機能により、顧客情報のデータ更新の作業時間が大幅に削減され、手入力による誤字脱字、表記ゆれなどの問題を解決することができる。

 以前より、「Eight Team」の多くのユーザーから「kintone」との機能連携を希望する声があった。実際に「Eight Team」と「kintone」のどちらのサービスも利用しているユーザー向けにアンケートを行ったところ、半数以上が「データ連携をしたいと感じたことがある」と回答している。「Eight Team」と「kintone」の連携機能を開発することで業務効率化を実現し、中小企業のビジネス機会の創出や拡大を後押しできると考え、今回の機能連携につながった。

■Eight Teamとkintoneの連携機能で実現できること
 「Eight Team」と「kintone」がAPI連携することによって、「Eight Team」で管理されている会社、部署、氏名、メールアドレス、電話番号などの名刺情報をボタン一つで「kintone」に同期できる。データの手入力やデータファイルのインポート作業の手間を省くことで、データ更新の作業時間を大幅に削減し、業務の効率化を実現する。また「Eight」で更新された名刺情報を「kintone」に反映することが可能なため、転職や役職の変更にもいち早く対応することが可能である。

 Eight Team kintone連携機能の利用には、「Eight Team」、「kintone」の両サービスとの契約と機能連携オプションの料金が必要である。Eight Team kintone連携機能オプションの料金は、月額税別6,000円。