NECソリューションイノベータが「Sansan」の「DM送付オプション」機能を導入

Sansan 2023年5月23日発表


 Sansanは、NECソリューションイノベータが、営業DXサービス「Sansan」の「DM送付オプション」機能を追加導入したと、5月23日に発表した。Sansanに蓄積した接点情報や企業情報を活用することで、オンラインとオフラインを融合したハイブリッドな営業アプローチや効率的なマーケティング施策を後押しする。

 NECグループの社会価値創造をICTで担うNECソリューションイノベータは、ソフトウェア&サービス・カンパニーとして高い技術力とイノベータの目線によって社会価値を創造することを目指し、これまで培った幅広い業種・業務の豊富なノウハウを基に、社会や企業を支えるシステムやソフトウェアを提供している。
 販売促進やマーケティング活動を担うマーケティング推進本部では、顧客管理や企業データのリッチ化、データクレンジング作業の効率化を目的に、2019年から営業DXサービス「Sansan」を導入している。組織内の顧客情報をデータ化しSansanで一元管理することで、メール配信やセミナー開催などのリードナーチャリング施策に役立てている。

 NECソリューションイノベータでは、コロナ禍以降、企業と顧客間のコミュニケーションのデジタル化が進んだことで、オンラインによる幅広い潜在顧客層へのアプローチが可能になったものの、メール配信だけではターゲット企業のキーパーソンに対して満足にアプローチが出来ないことに課題を感じていた。また、これまでの紙のDMを活用したマーケティング施策では、送付先リスト作成から発送手配までに手間と時間がかかっており、オペレーションの効率化も課題となっていた。
 このような背景から、今回NECソリューションイノベータは、DM送付オプションを導入した。セミナー・展示会のイベント集客などで、ターゲット企業のキーパーソンに対してオンライン・オフラインを組み合わせた効率的なダイレクトアプローチが可能になり、マーケティング施策の効果最大化を狙う。

・顧客データベースを活用して戦略に基づいた DM 施策を実施
 同社マーケティング推進本部は、見込み顧客からの案件創出を目的としてセミナーや展示会などのマーケティング施策を行っている。Sansanのデータベースを活用することで、条件に合わせた企業情報はもちろん、メールの未開封先や未接触のキーパーソンといったアプローチでも絞り込むことができ、精緻にターゲティングした送付リストの作成を可能にする。

・DM業務と配送コストを効率化
 DM業務には、企画・デザイン制作から送付リストの作成、印刷、封入、発送など、自社で対応すると時間のかかる行程が多くある。DM送付オプションを活用すれば、リスト作成が容易になるだけでなく、通数、形態、発送日を選択し素材をアップロードするだけでDMの送付が可能である。Sansan上の簡単な操作で送付リストの作成から発送までを行うことができるため、発送にかかる工数を削減する。
 また、DM送付オプションは1通からの小ロットにも対応でき、各部門やグループ単位でピンポイントにターゲティングした顧客にDMを送付することができる。

・デジタルとアナログのハイブリッドな施策により効果を最大化
 Web広告やメールといったデジタルマーケティング施策だけでなく、アナログな紙のDM施策を組み合わせることにより、ターゲットや戦略に沿ったより効果的な施策の展開が可能になる。また、アンケート回答に特典を付けることで回答率を高める、DM送付後にフォローコールを実施するなど、DMを活用した新規リード獲得施策の確立も後押しする。あらゆるアプローチ手法から施策ごとに適切な方法を選択できるようになることで、費用対効果の高い施策を実現する。