コニカミノルタジャパン 高速デジタルラベル印刷機「AccurioLabel 400」販売開始
コニカミノルタジャパン 2023年3月15日発表
コニカミノルタジャパンは、高速デジタルラベル印刷機「AccurioLabel(アキュリオラベル)400」の販売を3月7日より開始した。
同社は、本機の投入により、国内ラベル印刷市場においてもハイボリューム領域へ進出し、新たな価値提案でラベル印刷のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を実現する。
発売に先駆け、2022年11月に開催された「IGAS2022」への参考出展では、多くの関心や期待が寄せられた。また、同社ショールーム「Customer Engagement Center(カスタマーエンゲージメントセンター)」では、実機見学および持ち込みデータ、メディアでのプリントテストも可能である。既に多くの顧客が体感し、「AccurioLabel400」のデジタルラベル印刷における生産機としてのポテンシャルの高さを評価している。
■「AccurioLabel 400」の主な特長
(1) 印刷スピードアップと連続印刷の長尺化で生産性を向上
「AccurioLabel 400」は、毎分39.9mという従来機比1.7倍のスピードを達成しながらも、オフセット印刷に迫る高品質出力を実現する。また、連続印刷長が従来機比3倍の3,000mに拡大したことで、大量印刷時でも用紙差し替え時間が短縮されるとともに、用紙のロスも削減することができる。
(2) 「IQ-520」の自動化技術で省力化とスキルレスを提供
今回、自動品質最適化ユニット「IQ-501」をラベル印刷機用に変更した「IQ-520」を、「AccurioLabelシリーズ」に初めて導入した。
「IQ-520」は、これまで色合わせ時にマニュアル作業で行っていたキャリブレーション、濃度調整、プロファイル作成を自動化し、高品質な印刷物を作成するための作業時間の大幅削減を可能にする。また、「IQ-520」のリアルタイム自動画質調整は、従来の4色トナーに加えて白色トナーにも対応しており、連続印刷中の機内温度変化にともなう色変化や版ずれを計測してリアルタイムで印刷エンジンにフィードバックし、3,000mの連続印刷に対しても安定した印刷品質を保つ。さらに、印刷操作や保守作業についても使い勝手や簡便性を向上させており、ラベル印刷におけるワークフローの自動化・効率化・スキルレスを実現する。
(3) 白色トナーの導入で活用幅を拡大
「AccurioLabel 400」では、コニカミノルタ初の白色トナーをオプションとして用意することで、幅広い用途への印刷が可能となる。
新開発の白トナーも含め、コニカミノルタ独自のトナーは隠蔽性が高いため、透明フィルムやホログラムフィルム などに印刷しても、下地が透けることがなく、高品質な印刷に仕上がる。