NEC デジタルスキル標準適応のDX推進人材育成プログラムを提供
NECは、DX人材育成を支援する「NECアカデミー for DX」において、経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が2022年12月公開の「デジタルスキル標準」に対応したDX推進人材育成プログラムを2月1日から提供開始したと、同日発表した。なお、本プログラムでは政府が定義したDXを推進する5つの人材類型ごとに育成メニューを整備している。
これまで「NECアカデミー for DX」では、デジタル実装/運用のための専門スキルを持つ「DX専門人材」を育成してきたが、今回新たに企業や組織でデジタル変革を推進する「DX推進人材」の育成プログラムを強化した。
本プログラムでは、遠隔ライブ研修やeトレーニングなどで知識を習得し、ワークショップや模擬演習(ケーススタディ)を通して自ら活用できるスキルとして定着させる。その後、専門家によるOJTや伴走型支援を受けながら実践経験を積むことで、実際に業務で活用できる実践的なスキルを身に付ける。そのため、DXに取り組む企業や組織における幅広いニーズに応じることが可能である。
【プログラム概要】
本プログラムでは、ビジネスアーキテクト・デザイナー・データサイエンティスト・ソフトウェアエンジニア・サイバーセキュリティの5つのDX 人材の育成プログラムを提供する。
《特長》
(1) 「デジタルスキル標準(DSS)」に対応
本プログラムでは経済産業省およびIPAが定義した「DXリテラシー標準 (DSS-L)」および「DX推進スキル標準(DSS-P)」で定義された5つの人材類型に対応しており、DXに取り組む企業の幅広いニーズに応じることが可能である。
(2) NECが長年培ったDX人材育成の経験を活用
NECでは、2013年からデジタル活用に関する人材育成を本格化し、2019年から「NECアカデミー for AI」を開講し、社内外のDX人材の育成に取り組んできた。今回提供するプログラムでは、これらの実績・ノウハウを活かし、DX人材戦略の策定から実践的なDX人材育成、継続的なDX文化浸透までワンストップで支援する。
(3) 産学官のDX人材育成の取り組みに参画する専門性と実績
NECは、政府のAI戦略に基づく「数理・データサイエンス・AIモデルカリキュラム」や「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」の検討、デジタル田園都市国家構想に基づく「デジタルスキル標準」の検討に参画しており、政府からも専門性の高さとこれまでの実績を評価されている。