Sansanのリスクチェック機能が契約件数1000件を突破
Sansanは、営業DXサービス「Sansan」の「リスクチェック powered by Refinitiv/KYCC(以下、リスクチェック)」機能の契約件数が1000件を突破したと、10月18日に発表した。
リスクチェック機能は、顧客情報をSansan上に取り込むだけで取引リスクを自動で検知し、全社のリスクマネジメント強化に貢献する機能で、2020年4月に提供を開始した。経営におけるリスクマネジメントの重要性の高まりに加え、2022年8月の機能拡充により法務・総務部門の利用メリットが拡大したことで、このたび契約件数1000件を突破した。
■リスクチェック機能の契約件数伸長の背景と利用メリット
近年、マネーロンダリングやテロ資金供与に対する高度な対策が求められることに加え、人権デューデリジェンスへの対応といった新たなトレンドも生まれている。同社が実施した調査によると、反社会的勢力への対応は進んでいる一方、海外のマネーロンダリングやテロ資金供与など犯罪歴、制裁歴までチェックしているのは約3割とまだ少ないことが明らかになっている。多様化するリスクの迅速な特定と事前の対策が必要であることがうかがえる結果となった。
リスクチェック機能は、顧客情報をSansan上に取り込むだけで取引リスクを自動スクリーニングできるため、人に依存しないリスクマネジメントと早期リスク検知を実現する。さらに、国内外の制裁対象企業との取引など多様なビジネスリスクに柔軟に対応できることから、リスクマネジメント強化に取り組む経営層から評価され、契約件数の伸長を後押ししている。
加えて、2022年8月には機能を拡充し、接点のない企業についてもキーワード検索によってリスクチェックができる「リスクサーチ機能」を追加した。これにより、法務・総務部門において、株主や従業員等の詳細チェックや、問い合わせ先のチェックといった幅広い場面での利用も進んでいる。