リコーとサイボウズの戦略的協業から生まれた「RICOH kintone plus」提供開始
リコーは、さまざまな業務を現場起点でデジタル化し、中堅中小企業の現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させるクラウド型の業務改善プラットフォーム「RICOH kintone plus(リコー キントーン プラス)」の提供を10月21日から国内市場で開始すると、10月18日に発表した。「RICOH kintone plus」は、サイボウズが提供する「kintone」をベースに開発したものである。今回の国内市場向けの提供開始は第一弾となるもので、2022年度中には北米市場へ、その後欧州市場に順次展開地域を拡大する。
「RICOH kintone plus」は、リコーの共創プラットフォーム「RICOH Smart Integration(以降RSI)」と連携するもので、リコーが中小企業向けのスクラムパッケージや中堅企業向けのスクラムアセットの提供を通じて培ってきた業務改善ノウハウや、これまで「kintone」を提供するなかでお客様からいただいた要望をもとに、以下の3点を独自に提供する。
(1) 建設業、製造業、福祉介護業など7業種、15種類以上のリコーオリジナルアプリテンプレート(150を越えるスクラムパッケージメニューから今後も順次追加予定)
(2) RSI上で紙文書をシームレスにRICOH kintone plusへ取り込むリコー製複合機連携
(3) 見積作成業務に便利な「自動採番」「帳票作成」「カンタン検索」などを実現する3種類のプラグイン(今後もリコーオリジナルプラグインを順次追加予定)
また、国内販売会社であるリコージャパンが、地域密着の販売サポート体制に加え、専門人材を配置した「リコー kintone支援センター」による対面開発や伴走サービスなどの支援メニューを提供・拡充し、円滑な導入はもちろん、現場起点の継続的な業務改善をお客様に寄り添って支援する。
リコーは、今後もサイボウズ社との連携を強化し、独自のテンプレートや機能充実を図るとともに、お客様の現場のデジタル活用に寄り添う伴走型のサポートを強化する。また、リコージャパンのスクラムパッケージやスクラムアセットといった業種業務別のソリューション群に、「RICOH kintone plus」を組み込むことで提案力を強化し、中堅中小企業を中心に、お客様のDXを強力に後押しする。あわせて、リコーの共創プラットフォームであるRSIと「RICOH kintone plus」の間でのデータ連携を実現することで、蓄積したデジタルデータを分析・活用してお客様の業務をさらに高度化・自動化するなど、新たな付加価値の提供を目指す。
【RICOH kintone plus の料金プラン】
RICOH kintone plus スタンダード 月額 1,500円(税別)
RICOH kintone plus ゲストユーザー スタンダード 月額 1,200円(税別)
RICOH kintone plus用 セキュアアクセス 月額 250円(税別)
RICOH kintone plus用 ディスク増設 10GB 月額 1,000円(税別)