OKI 信用組合で初 豊橋商工信用組合に移動ATM車用「小型ATM」を納入
OKIは、豊橋商工信用組合(愛知県豊橋市)に、移動ATM車用として小型ATMを納入したと、10月4日に発表した。豊橋商工信用組合は災害時におけるBCP(事業継続計画)対策や近隣に営業店がないお客様へのサービス提供強化を目的に、移動ATM車「ただいま参上!ATM」号を導入し、10月6日より運用を開始する。移動ATM車の導入により、場所を問わずATM取引サービスを提供し、地域のお客様の利便性向上を実現する。信用組合への小型ATMの納入は初となる。
小型ATMは、従来のATMを3つのモジュール(基本部、通帳部、紙幣部)に分割し、無線対応を可能にしたATMである。従来の大型トラックなどを使った金融機関の移動店舗と異なり、市販の商用バンにATMを搭載できるため、車両の改造や大型車両運転手の手配などが不要で、導入コストや維持コストを大幅に削減できる。本ATMを搭載した「移動ATM車」は、大型トラックでは進入困難な狭隘な道路や駐車場所への乗り入れも可能で、さまざまな場所に派遣してお客様にATM取引(お引き出し、お預け入れ、お振り込み、通帳記入、通帳繰越、残高照会など)を利用してもらえる。
今年で創立70周年を迎えた豊橋商工信用組合は、地域密着型の金融機関として地域のお客様のニーズに寄り添うサービスの提供を強化しており、今回の移動ATM車の導入はその一環として行われたものである。営業店への来店が難しいお客様のために「ただいま参上!ATM」号で近隣に営業店がない地域を定期的に巡回するほか、災害時における被災地域への派遣などを行う予定である。