インフォマート 叙々苑が「BtoBプラットフォーム」導入 毎日1000枚の紙の納品書が10枚に

 インフォマートは、同社が提供する「BtoBプラットフォーム 受発注」「BtoBプラットフォーム 請求書」が、(株)叙々苑に導入されたと、6月21日に発表した。
 叙々苑は、1976年の創業より首都圏を中心に全国68店舗の焼肉レストランを運営しており、かねてより業務のデジタル化による効率化、経営の高度化を進めている。
 食材の受発注に関しては、2000年前後より受発注システムを導入し、店舗とセントラルキッチンであるフードファクトリー間のやり取りはシステム化したものの、「フードファクトリーや店舗から仕入れ先の発注業務はFAXのまま」「発注書、納品書、請求書等は依然として紙をベースとした処理」をしており、仕入れの管理や請求管理に手間やコストがかかっていた。また、日次データを翌日に確定させることも難しく、経営のスピード化が図れないことにも課題を感じていた。
 請求書の処理に関しても、担当者2名で毎月約500社から届く紙の請求書を処理しており、会計システムへの入力や照合に多くの時間をかけていた。
 このような背景から、受発注、請求業務のデジタル化によるコスト削減、経営のスピード化を実現するため、「BtoBプラットフォーム 受発注」「BtoBプラットフォーム 請求書」を導入した。
 叙々苑システム管理部の鮎澤亮佑主任は、「『BtoBプラットフォーム 受発注』の導入により、全店で毎日約1,000枚あった紙の納品書を10枚まで減らすことができました。また、FAX発注による人的ミスも削減できています。請求処理に関しても、データで届くことによるスピード化が実現し、仕入れデータとの照合作業も効率化できています」と語った。