リコー CO2濃度をモニタリング 電池交換レス・配線レスでオフィスや商業施設に

RICOH EH CO2センサー
「RICOH EH CO2センサーD101」の利用イメージ

 リコーは、オフィスや商業施設などの空間の環境情報を、電池交換レス・配線レスで取得できる環境センシングデバイスの新製品として、温度・湿度・照度・気圧に加え、CO2濃度も取得可能な「RICOH EH CO2センサーD101」を、6月中旬から発売すると、6月7日に発表した。
 リコーが開発した固体型色素増感太陽電池モジュール「RICOH EH DSSCシリーズ」を搭載しているため室内光で連続動作が可能で、無線通信を利用して環境情報を収集するため、複数台配置することで広いフロアもリアルタイムに一元管理が可能である。また、厚生労働省や経済産業省が推奨する方式の1つである校正機能を備えたNDIR方式のCO2センサーを搭載した。
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をはじめとしたさまざまな感染症対策の一環として、人の密集状態・換気状態の確認が求められ、労働安全衛生法においてもCO2濃度など作業環境の測定が義務づけられている。リコーは、これまでも「RICOH EH DSSCシリーズ」を搭載した環境センサーを提供してきたが、CO2濃度も測定することにより環境管理のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献し、お客様に安全・安心に働ける環境を提供することを目指す。

RICOH EH CO2センサーD101